MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

スズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ、マツダの次世代車載通信機の技術仕様の共同開発へ

4月27日のニュースに出ていましたが、スズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ、マツダが次世代の車載通信機の技術仕様を共同開発するという一報が出ていました。 文章をよむとなんのこっちゃですが、要するにコネクテッドカーに関する技術仕様です。 コネクテッド…

スバル サンバーバンでリヤハッチが閉まらなくなったらここをチェック

年式による劣化ですが、このところよく遭遇する故障です。 スバルのサンバーバンとディアス。TV1とTV2。TW1とTW2です。 リヤのハッチが閉まらないという事で入庫してきます。 今まで締まっていたハッチが閉まらなくなる?そんな時はここをチェックしてくださ…

ブレーキパッドは社外部品でも大丈夫?使われているパッドの多くは社外品!

車検や点検の時、ブレーキの残量が減っているのでブレーキパッドの交換が必要です。といわれた経験ありませんか? その後さらに聞かれたことはありますか?純正を使うか社外部品を使うか?もしかしたらその選択肢はなく純正を使われていたり社外を使われてい…

ピンでブレーキパッドを固定しているタイプは、ピンの交換も定期的にすること

一部車種にブレーキパッドを交換する時、抑えのピンを使ってるものがあります。 有名どころでダイハツのハイゼットやアトレーなど。 この手のブレーキって、分解作業をしなくてもブレーキパッドが交換可能。分解整備の定義ってすごくわかりにくいんですが、…

エンジンのカーボンを除去するススメ!どんな問題が起きてくるか?

エンジンって、使い込んでくるとカーボンが溜まってきます。 このカーボンっていうのがいろんな弊害を引き起こします。 例えば新品のエンジンにはゴミもカーボンも何も付いてません。エンジンには空気や混合気がポートから流れ込んできます。 もちろんエンジ…

インパネ・メーター廻りの各種電球は交換難易度で全部交換お勧め!

まずはこちらをご覧ください。 スイッチについているポジションランプ。 各種スイッチをONにすると点灯するやつです。 この手のスイッチは裏側からひょいと押してあげれば外れてきます。 交換はさほど難しくありません。 スイッチを外してバルブを交換するだ…

足元が空中に浮いていた状態の車!車の錆には要注意!

長年自動車整備をしていて、一番大敵だと思ったのは何か?それはやはり錆なんだと思います。 例えば、とあるネジを外さないと修理ができない部位。そのネジ1本が非常に錆びていて外せそうにない。 こんなシチュエーションって山ほどあります。 錆びていない…

キーレスリモコンの電池交換ができないようになってるビックリ車種は?

これ、いつも不思議に思います。というのも、キーレスが効かなくなった!ということで普通はボタン電池の交換からスタートですよね? この車種はリモコンの交換ができないようになっているのです。 ダイハツの2ボタンタイプです。 キーレスリモコンの展開図…

Oリングは長く使ってくるとオイル漏れを起こしてくる!オイルクーラーOリング交換

Oリングと呼ばれる部品ですが、基本的にゴム部品です。ゴムの弾力でパッキンをする部品になります。 Oリングを使っている部位でオイル漏れや水漏れを起こしてきた場合、Oリングが硬化してしまっている可能性が高いです。 スズキの水冷オイルクーラーのOリン…

機械を分解してみると非常に面白く勉強になる!農機具編

壊れた草刈り機をもらってきたので、そのエンジンを分解してみました。車であってもなかなかエンジンを分解する機会は減ってきています。 コンパクトな2サイクルエンジンですが、その過程をご覧ください。 物は共立の草刈り機です。 エンジンブローしている…

エンジンの中に水を入れたり草を入れたりしたらどうなるのかを試してみた

エンジンの中に、オイルではなくて水や草を入れたらどうなるのか? 恐らく車業界で働いていないとなかなかできない実験を検証してみました。解体屋さんに引き渡しが決まっていたアルトを使っての実験です。 最終結果を先に書いておくと、オイルを抜こうが、…

ワコーズのRECSのような負圧式カーボンクリーニングを試してみた

エンジンの負圧を利用して、内部へ溶剤を流し込むタイプのカーボンクリーニング。 有名なのがワコーズのRECS。水素などをエンジンへ流し込むタイプのカーボンクリーニングもありますが、これはどの程度効果があるのか? 今回僕も簡易的なもので試してみまし…

エンジンオイルを抜いて、オイルの代わりに水を入れたらどうなるのか実験した結果

既にYouTube動画で公開していますが、廃車になった車を使って実験をしてみました。 タイトルにある通りで、エンジンオイルを抜いてそこに水を入れたらどうなるのか? エンジンは特に壊れていないK6Aを使いました。 エンジンオイルを抜いた状態で、エンジンを…

軽自動車の3気筒エンジンなのにバランサーシャフトが付いている3G83

まずはこちらをご覧ください。 これは何かというと、バランサーシャフトです。 バランサーシャフトって何か?エンジンの振動を打ち消す振動を作るものです。 振動を振動で打ち消す!これがバランサーシャフトの役割です。 静粛性を上げる為に、採用されてい…

だまされたスペアキー製作

まずはこちらをご覧ください。 見事にキーが折れています。 しかし、これでも見事にエンジンがかかってます。 これを見た営業マンからスペアキーを作りたいから、手配してくれと言われました。 車と年式を聞いて、ちょっと不審に思った僕は聞きました。 「イ…

昔のキーレス良否判定が分かりやすかった

今はスマートキーが当たり前になりました。 イモビライザーが搭載される前に、キーレスエントリーシステムが装着されてきたときの話です。 キーレスって大きく2通りの種類がありました。赤外線式と電波式。赤外線式っていうのは、テレビのリモコンと同じと思…

今と昔の新車点検と車載工具の違いからわかるメンテナンスフリーへの移り変わり

古い年式の車が廃車になると、目につくのが車載工具です。 昔の車の車載工具って、今のものとかなり違って充実していました。 入ってる工具として、ドライバー、スパナ、ジャッキ、プラグレンチ。スパナは数種類入っていましたね。 もちろんスペアタイヤを積…

ターボが壊れた場合、その原因がオイル管理であるのなら入念なフラッシングを!

ターボエンジンで、タービンが焼き付いたり異音が発生して壊れてしまった。リビルトや新品のターボに交換が必要と言われたとき、そもそもターボがどんな原因で壊れたかを検証しないといけません。 ターボの壊れ方って2通りあります。1つがオイル管理が悪くて…

エンジン内部をいじったリコールなどを受けた場合、1000km程度でオイル交換をするススメ

車屋さんをやっていると、いろんな保証やリコールに遭遇します。その中でもそれはハードなリコールだなぁというものもたくさんあります。 ピストンリングの交換とか、バルブスプリングの交換などがそれにあたります。トヨタ86はバルブスプリング交換だったし…

走行距離がかさんでくるとインジェクタが詰まってくることもある

まずはこちらをご覧ください。 空燃比薄いというコードが入っています。 普段はあまりお目にかかれないコードです。車両は走行距離が20万キロを超えています。 空燃比が薄いということは、燃料が足りていないのか、それに伴う制御系統の不良なのかすみ分ける…

今の車はハブベアリングの内部にABSのセンサが組み込まれている

車に乗っているとどうもガラガラ音がする・・・。 その音が次第に大きくなって、そろそろヤバい感じがする・・・。 スピードに比例して大きくなる異音は、駆動系統です。エンジンの回転に比例して大きくなるのはエンジン関係の異音になります。 駆動系の異音…

昔は10万キロ弱で寿命を迎えていたオルタネーターも今では長寿命になってきた

身内の話になるのですが、今はよろよろになってしまった叔父さん。叔父さんは元気なころベンツに乗っていました。 ベンツを2台乗り継いだんだと思います。車種に記憶がないんですが、多分190Eとかだったんじゃないかな? この叔父さんのベンツ、僕が知る限り…

初代エルグランドのガソリンエンジン、プラグ交換にはハンドパワーが必要

初代エルグランドのガソリンエンジン。V型エンジンが所狭しとぶち込まれています。あのプラグ交換を経験したことがある人ならわかると思います。 手前の数本以外は全て手探りで交換をしないといけない。なんともリスキーなプラグ交換です。 V6なので6本つか…

再利用できなくもないけど、しないほうがいいブレーキパッドを固定するピン

ダイハツ車のアトレーなどに採用しているブレーキです。 ブレーキパッドをピンで固定しているものについて。通常のブレーキパッドであれば、 ブレーキキャリパのネジを外して、位置をずらして交換します。 しかし、このアトレーなどのブレーキパッドはブレー…

ワイパーゴムが切れていると車検に通らない?

この話をお客さんにすると、いつも反感を買ってしまいます。 それはなにか? ワイパーゴムが切れていると厳密にいうと車検に通らないということ。これはどういうことなのか? メンテナンスの中でも非常にお手軽な部類に入るワイパーゴムの交換ですが、まさか…

新しいYouTubeチャンネル!「しょーとMHOちゃんねる」を開設!

時代の変化に合わせて、新しいYouTubeチャンネルを開設しました。 TikTokに対抗してYouTubeではショート動画をアップロードできるようになっています。 僕がやっているMHOちゃんねるでも、多数のショート動画をあげています。これを差別化して専用チャンネル…

2022年5月以降の新型車にはバックカメラ搭載を義務化?すなわちモニターが必要になる

先日、2022年5月以降の新型車についてはバックカメラなど後退時車両後確認装置の搭載を義務化にするというニュースが流れました。 ニュースを見出しを見たら、バックカメラの搭載なのかなと思ったらそうでもなく音でもいいような記載になっています。 すなわ…

ダイハツEFエンジンのDVVTの故障症状とは?

ダイハツの可変バルタイ機構のDVVT。 出始めの頃は、かなり故障が多かったです。ぼくも3台くらい修理したことがあります。 可変バルタイのDVVTは油圧を使ってカムの位相を変えるものです。 このDVVTのユニットが不良になってしまうとどうなるのか? バタバタ…

V8クラウンマジェスタ!充電警告灯が点灯した理由は?

V8エンジンを搭載したクラウンマジェスタです。 充電警告灯が点灯したということです。原因を調べてみると、確かにオルタネーターが発電をしていない様子。 これくらいの年式になってくると何が壊れてもおかしくない状態になります。 クラウンの抱えているト…

スーパークーラントが古くなってきたらクーラントリカバリーがお手軽

今の車に充填されている冷却水はスーパークーラントです。 従来のロングライフクーラントは2年ごとの交換が必要でしたが、スーパークーラントはそれをずっと上回る耐久性能を持っています。 一番わかりやすいのは、2年ごとの交換が必要だったものに対して、…