エンジンの負圧を利用して、内部へ溶剤を流し込むタイプのカーボンクリーニング。
有名なのがワコーズのRECS。水素などをエンジンへ流し込むタイプのカーボンクリーニングもありますが、これはどの程度効果があるのか?
今回僕も簡易的なもので試してみました。
僕が今回試してみたのはバーダルというメーカーのDAC。
ガソリンエンジン専用のカーボンクリーニングです。
まずは施工前のエンジン内部の状態。
こちらはピストントップの画像です。そこそこ真っ黒ですね。
走行距離は12万キロの車です。
そしてこちらがインジェクターを外して撮影したインテークバルブの状態。
これらがどの程度きれいになるのか?
このDACをエンジンへ流し込みます。どうやってやるのかというと、エンジンの負圧を利用します。
インテーク側につながっているホースを外してそこに接続。
僕はブレーキブースターへつながるホースを外して、接続しました。
あとはエンジンをかけて、黄色いダイヤルを回すと流量が調節できます。
クリーナーを流し込んでいる間はマフラーから煙が結構出ます。
廻りに人がいないことを確認して作業したほうがベストです。
結果はどうなったか?
ちょっとわかりにくいですが、ピストントップです。
ピストンの地金が出ているのがわかります。溶剤でカーボンを溶かして、燃焼させているということですね。
バルブ廻りはどうか?
どうでしょうか?
バルブに堆積していたカーボンが剥がれているのがわかります。
短時間ながらちゃんと効果が出ているのがわかります。
ただし万人にお勧めできるかというとそうでもありません。ちょっと無理やり溶剤を吸い込ませたりしたら、アイドリングが不調になってストールしそうになりました。
そして、ハンチングも起こしてましたね。
少しずつ流し込んでいくのがコツで、一気に流すと燃焼室の温度がおかしくなってエンジンチェックランプが点灯する可能性もありますね。
即効性という意味合いではそれなりの効果はあります。けど、やり方次第ではエンジンに負担がかかるので気を付けないといけません。