ダイハツの初期型スマートアシスト搭載車では、バッテリー交換後にスマアシが停止してしまうケースがあります。

実際、交換後にメータへ
- [14E]
- [レーダー停止]
と表示され、
「壊れた?」
「故障コード?」
「カメラ異常?」
と勘違いされることも少なくありません。
しかし、この症状の多くは故障ではなく、「舵角センサ中点の初期学習未実施」が原因です。
今回は、なぜこの現象が起きるのか、そして復旧方法を分かりやすくまとめます。
なぜバッテリー交換でスマアシが停止するのか
初期型スマートアシスト車では、舵角センサが「ハンドルの真っ直ぐ位置」を記憶しています。
これを「舵角中点」と呼びます。
ところが、バッテリー端子を外すと、この記憶が消えてしまう場合があります。
すると車両側は、
「今ハンドルが真っ直ぐなのか分からない」
という状態になります。
スマートアシストは、
- 車両姿勢
- 走行方向
- ハンドル操作量
などを利用して制御しているため、中点情報が失われると安全制御を停止します。
その結果、
「レーダー停止」
が表示されるわけです。
学習が必要か確認する方法
IG ON時にメータ液晶へ、
- [14E]
- [レーダー停止]
が表示されている場合は、舵角中点学習が未完了です。
逆にこの表示がなければ、特別な作業は不要です。
舵角中点 初期学習の手順
① エンジン始動
まずエンジンを始動します。
② ハンドルを10°以上動かす
ステアリングを左右どちらかへ10°以上切ります。
その後、ハンドルを中点(直進位置)へ戻します。
ここで「ハンドルを動かした」という認識を車両へ与えます。
③ 10km/h以上で走行 → 停止
Dレンジへ入れ、約10km/h以上まで加速。
その後ブレーキを踏み、一旦停止します。
この動作は複数回行っても問題ありません。
④ 40km/h以上を約5秒維持
ここが重要ポイントです。
ハンドルをできるだけ真っ直ぐ保持した状態で、
- 約40km/h以上まで加速
- その速度を約5秒以上維持
します。
この条件を満たすことで、ECUが「現在位置=舵角中点」と学習します。
学習完了の確認方法
メータ液晶から、
- [14E]
- [レーダー停止]
表示が消えていれば完了です。
もし消えない場合は、再度同じ手順を行います。
スマートパノラマパーキングアシスト装着車は条件が違う場合あり
一部車種では、
- 20km/h以上
- 約3秒以上維持
という条件の資料もあります。
年式や装備差で条件が異なる場合があるため、整備書確認が確実です。
まとめ
ダイハツの初期スマアシ車では、バッテリー交換後に舵角中点情報が消去される場合があります。
その結果、
- [14E]
- [レーダー停止]
表示が出てスマートアシストが停止します。
しかし多くの場合は故障ではなく、走行による初期学習で復旧可能です。
知らないと、
「修理が必要?」
「センサー故障?」
と焦りがちなポイントですが、実は比較的よくある現象です。
バッテリー交換後に警告が出た際は、まず舵角中点学習を疑ってみましょう。









































