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各国の自動車メーカーが対コロナウイルスに動きだした!日本のメーカーにもやってもらいたい事

各国の自動車メーカーが、対コロナウイルスとして動き出していることを

ご存知でしょうか?

最初に記事に上がったのがアメリカのGMトランプ大統領が人工呼吸器の製造を命じて製作に入りました。

有名なメーカーの動きとしてはランボルギーニがマスクを作り始めました。ランボルギーニがつくるマスクなんて、逆にみんなが欲しがってしまいますよね。

そうかと思えばフェラーリも人工呼吸器を作り始めた。日本の自動車メーカーはどうか?

未だ動きはありません。他業種でマスクの製造に乗り出したのはシャープが早かったですね。マスクが手に入らなくなってからすぐに製造に名乗りを上げてくれました。まだシャープ製のマスクを目の当たりにしていませんが、増産されれば使う機会も来ると思います。

日本の自動車メーカーも、製造ラインを中止せざるをえなくなっています。ここらで本腰をあげてコロナウイルス対策に手を出してくれればいいのになと。

自動車って、人の命を預けるものです。その自動車は各種センサーやECMなどを複雑に制御しながら安全に走行ができるようになっている。

この技術を応用すれば、人工呼吸器だってあっという間に作れるでしょう。うちの子供、昔肺高血圧症という難病にかかっていました。

血中酸素濃度が低くなり、常に酸素ボンベを持ち歩いてじゃないと外出ができなかった。自宅にいるときは酸素製造機をベッドの横に置いて、チューブで鼻の近くに酸素を出していたんです。たしかメーカーはテイジンのものを使っていた。

これと同じものが家にあれば、コロナで肺炎になった時にもちゃんとした処置をうけるまでのつなぎになるかもしれません。

ただ、これってオートメーション化していなく、自分で濃度を調節する必要があったんです。

自動車メーカーに期待するのは、AIを搭載した人工呼吸器です。人の手で細かく都度設定をするような人工呼吸器だと管理しきれません。AIが搭載したオートメーションの人工呼吸器ならば、無人でも大丈夫。

今こそ高度な技術を転用する時だと思います。実際酸素吸入器ってもう予約待ちですぐに手に入らない状態になっています。

自動車メーカーには品薄になっている人工呼吸器の製造を。

そしてサプライチェーンにはマスクの製造がいいと思います。特にエアコンフィルターを作ってるメーカーとエアクリーナーを作ってるメーカーです。

車用のマスクを作れるんだから、人用のマスクなんてお手のものです。

自動車ではラインが停止してしまうと収益が確保できないけど、需要があるマスクと人工呼吸器の製造に乗り出してもらい、この難局を超える手助けをしてもらいたいです。

最初に手をあげてくれるメーカーはどこだろうか?

加入している任意保険に緊急サポートアプリがあったら入れておくべし!

ツィッターでも書いたのですが、自分の自動車保険が継続になっていて証書を眺めていたら発見。

なんと、緊急時のサポートアプリが開発されていました。早速自分のスマホにアプリを落として、車両情報などを打ち込んでみました。

任意保険のサポートアプリでできることって何か?事故や故障が起きた場合、自分の現在地をGPSで発信して、レッカーサービスを迅速に受けられること。

おそらくこれが最大のメリットかなと。僕も事故受け付けの一報をお客さんからいただくことが多数あります。事故って何度も経験するものでもないし、常に冷静になってられるわけでもない。ほとんどの人が、興奮気味になり冷静に物事を考えられなくなっています。

事故が発生した時に最初にやらないといけないことは、けが人の救護と救急車の要請です。そして警察への報告。保険会社と連携しての車両レッカー。こういう順番になります。

実際に事故に遭遇してしまうとどうしていいかわからずに、車屋さんに電話をしてくる人が殆どです。そして、事故現場もどこだかイマイチわからなくて、レッカーで引き上げに行くとしてもスムーズに事が運ばない。

これをスマホアプリがサポートしてくれるわけです。これは画期的です。スマホにはGPSがついているので、事故発生現場を発信して特定してもらえれば最短でレッカーを手配してもらえます。

電話だとオペレーターも状況整理に一苦労してしまいますが、アプリだと間違いなく現場などの特定ができる。

こんなアプリができていたなんて知らなかった・・・。任意保険の自動継続の中に入っていたチラシにQRコードがあったので早速落として登録しておきました。

僕も車の整備はある程度予防整備をしていますが、どうしようもできないトラブルだって発生します。例えば燃料ポンプが止まっちゃったとか、急にラジエターがパンクしたなど。

そんな時は自走ができなくなるので、とりあえずロードサービスを呼ぶしかないですから。このアプリがあればスムーズにロードサービスを呼ぶことができます。

大手の損保会社も調べてみたら同様のアプリが開発されていました。

東京海上日動やあいおいニッセイ同和損保三井住友海上に損保ジャパン。内容は若干異なるものの緊急時にGPSを使ったレッカー要請は備わってるようなので、もし皆さんが加入している任意保険でもこういったアプリができていたら迷うことなく入れておきましょう。

きっと有事の時は役に立ってくれると思います。

新型コロナウイルスで末端の整備工場に出てきた影響など

世界各国で猛威を振るっていますね。新型コロナウイルス。オリンピックも延期にせざるを得なく、いつになったら収縮するのか目途すら立ちません。

車業界にも少しずつ影響が出始めてきています。

末端の自動車整備工場に勤める僕も、

「ああ、これってコロナウイルスの影響なのね・・」

と実感することが出てきました。

僕が住んでいる長野県では、感染者は全国的に見ても少ないほうだと思います。二桁いませんし、近くで感染したというニュースもありません。

なので、通常業務を普段通りに行っています。しかし、お客さんの運送会社などは学校が早期春休みに入ったため、学校関連の運送業者さんは仕事がないと言っています。

バス業界もそうですね。遠距離バスを生業としているお客さんも仕事が減って、収入が不安定になりすぎていると嘆いています。

僕の会社でもこういった会社のトラックを整備することがありますが、例年の三月に比べるとトラックの仕事が信じられないくらい減りました。

国交省も車検期間の伸長を発表しましたが、特にその特例措置を使う人も今のところはいませんね。普通に継続の車検を受けています。

問題は新車販売です。今トヨタ系の受注をいくつか受けていますが、納期がどんどんとずれ込んできています。

シエンタが納期から1週間ずれ込んだのに対し、カローラも納期が遅れるという連絡がきました。そのタイミングでトヨタの工場でコロナウイルス発症。

この先トヨタ車の受注はどんどんと遅れていくと思います。マツダコロナウイルスの影響を受けたと発表がありましたから。

新車が間に合わなくて納車できない。

そればかりか新車と言えば、アフターパーツの取り付けです。主に社外のナビゲーションなどを取り付けて利幅を得るわけですが、ナビが間に合わなくなってきた。ナビの液晶を中国工場で生産しているらしくて、ごらんの状況です。

いち早く予約を入れておかないと、いつモノが間に合うのかも不透明になってきました。オイルフィルターも供給が追い付かなくなってきていると事前のニュースで出ていましたしね。

この先もっといろんな部品が間に合わなくなり、車検整備などの遅れも心配されてきます。

今は少しずつ「コロナウイルスの影響か・・」と感じる程度の場所で、業務をしていますが、あと1ヶ月先になったらもっとひどい状態になってるかなと想像しています。

車の状態を確認するのに便利でお勧めなLED付き内視鏡を紹介

この前半信半疑ながら買ってみて、これは面白い!と思ったものがあるので紹介したいと思います。

それはこちらです。

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LED付きの内視鏡です。これの使い道はなにか?目視できない隙間などに潜り込ませて内部を確認することが可能です。

画像はWi-Fi経由で自分のスマホなどにペアリングすることができます。スマホなどでモニタリングしながら写真を撮影したり、動画として残すことができました。

僕はiPadにつなげてプラグホールからエンジンの燃焼室を撮影してみました。

 

 

 

 たくさんの種類が出ていますが、僕はケーブル2mmタイプにしました。車ならそんなに長くなくても十分ですからね。

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使い方はUSBで電源を取り、スマホWi-Fiでペアリングするだけです。

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このようにペアリングしたガジェットをモニターとして使えます。そしてその画像を撮影したり動画として残したりもできます。

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ある程度カメラ部が小さいので、プラグを外してそこからエンジン内部を撮影することができました。

ピストントップを撮影しようとするには、シリンダーヘッドを外さないと駄目ですが、このLEDつき内視鏡があれば、お手軽に燃焼室の状態を確認することができます。

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車での使い道は、エンジンの燃焼室を見てみたり、ドレンボルトを外してオイルパンの内部を確認することもできます。

ミッションのフィラーキャップなどから内部を撮影することもできますし、デフケースの中も見ることができます。

あとヒーターコアなど、分解しないと確認できないエバポレーターの状態なんかも撮影ができるかな。

一つあれば、いろんなものが分解せずに目視することができるので便利です。

今度は違う車のエンジンを撮影しようと思っています。

ディーラーに預けていた車が事故にあった件について、整備の現場側から説明してみます

ネットのニュースにも上がってきたこの問題。

内容はスバルディーラーに車を預けたら営業時間外に事故を起こされてしまったという。当初スバル側から説明されたのは路上テストで事故を起こしたと。

しかし、この方はドライブレコーダーを取り付けていて、映像を見たら事実と異なっていた。どうやらスバルの人が自宅へ乗って帰っていたと。

いずれにしろこれは非常にマズイと思います。

細かいやりとりまではわかりませんが、駄目ですね・・・。これ。

まずドライブレコーダーの映像を見ると、事故の内容もひどい。追突していますからね。この状況下の事故だと運転している人の過失はほぼ100%です。

ぶつけられた前の車もかわいそうです。

ネットの情報を読むと、路上テスト中の事故と説明されたけど、ドライブレコーダーの画像には前の日にサービスマンが自宅までお客さんの車で帰って、翌日の通勤途中ではないか?という疑惑。

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いずれにしろスバルと被害者の間では話し合いがあって、保証内容など打ち合わせも済んでいるとのことです。

この件について、車業界ではこんなことって本当にあることなのか?という闇の部分について、現役整備士の立場からお答えします。

まず、テスト走行のためにお客さんの車で通勤するということは、ごくまれにあります。僕自身も経験したことがあります。僕がやったわけではないのですが、うちの診断機で読み取れない外国車の整備を正規ディーラーに外注相談した時。

その時の故障って、たまーにエンジンが不調になる。それをどうにかしてほしいというのがオーナーの願いでした。で、そのエンジンが不調になるという症状、まったく再現ができなかったのです。おそらく3か月に1回出るか出ないかくらいの症状。

これを直せっていうのはすごく難しいのは簡単に想像ができますね。その時外国車の正規ディーラーから相談されたのは、担当のサービススタッフの通勤にも使わせてもらって、テスト走行の時間を増やしてもいいかお客さんに承諾を取ってくれというもの。

このことをお客さんに伝えたら、それでもいいから直してほしいとの返答。

結果このサービスマンが執念のテスト走行の末、原因を突き止めて修理に至ったというケースです。戻ってきたメーターを確認すると、オドメーターが500kmくらい伸びてました。

故障を修理する時の大前提って、故障を再現するところからスタートします。お客さんが直してほしいという症状とその症状が一致しているのか?誤診を防ぐ為にも、絶対に再現させることが不可欠です。

故障が出たら診断機のデータモニタなどで車からの情報を集め、少しずつ怪しい部位をつぶしていくわけです。腕利きの整備士って、お医者さん並みに頭がいいと僕は思う。常に勉強をし続けないと現代の難しい故障は修理できません。

へっぽこ整備士は部品交換ぐらいしかできません。

今回スバルディーラーが起こした事故が、もし僕が紹介したのと同じだったらどうか?故障頻度の低いレアな症状を直さないといけない。2月3月って車業界は登録車両が多いから、一番忙しい時期です。

ない時間を絞って診断するには通勤時間も利用するしかない・・・。こんな整備士の気持ちも痛いほどわかります。待たせているお客さんに対しても申し訳ない気持ちがありますし。

やはり就業時間外にテスト走行をするのであれば、会社とオーナーに事前に相談してからやらないとまずいですね。昔はドライブレコーダーなんかなかったから、明るみにされなかったこの問題。実際はもっと多くあるケースなのかもしれません。

僕は今まで通勤時間帯にテスト走行をしたことはありません。近所のお客さんの車検車両を通勤時に引き取りながら出勤するというケースはあります。それはお客さんと会社にOKをもらっています。

残念なのが、こういったことが明るみに出ると、後からいろんな不満がネット上に出てくることですね。みんな不満を持っているんだなって。

整備士は今回の件を自分の身に当てはめて、こういうことが二度と起きないようにしなくてはいけませんね。

トラックに採用されているクラッチのパワーシリンダー

マニュアル車はほとんどなくなってしまいましたが、本日はちょっとマニュアルの機構について。

クラッチってそもそも何?

クラッチっていうのはエンジンの動力をミッションに伝える機構と表現すればわかりやすい。

エンジンは高速で回転しています。それをいきなりギヤへかみ合わせたらどうなるか?ギヤが一気に刃こぼれしてしまいますよね?

それをフライホイールクラッチを使って、動力を伝達しています。クラッチを構成している代表的な部品はクラッチカバー・クラッチディスク・レリーズベアリング。これら3点はクラッチキットとして販売されていたりします。

クラッチペダルを踏むと、ワイヤーや油圧を介してレリーズベアリングが動いてクラッチカバーを抑えてクラッチを切ります。

 

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こちらは軽自動車のクラッチレリーズベアリング。動力はワイヤーを使って伝達します。ペダルを踏むとクラッチワイヤーが動いてレリーズフォークを動かします。

フォークに取り付けられたレリーズベアリングがクラッチカバーを押さえつけてクラッチを切る。

軽自動車以上の車になると、これを油圧で行います。小さなレリーズシリンダーでレリーズフォークを動かすのです。

さらに大きなトラックになるとどうか?

 

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こちらが3t超のトラックなどに採用されているパワーシリンダーです。

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レリーズシリンダーとレリーズベアリングを一体化してしまってる構造です。

ペダルを踏むと直にベアリングが動く。これだとダイレクト感があってロスもありませんね。

問題は価格が高いということ。このシリンダー3万円近くします。

普通のレリーズベアリングは高くても1万円もしません。レリーズシリンダーだって1万円くらいかな。

パワーシリンダーになると1つだけで3万円です。これがトラックに採用されているクラッチのパワーシリンダーになります。

 

 

コロナウイルスでオイルフィルターが手に入りにくくなる?

今ものすごい勢いで広がりを見せているコロナウイルス。このコロナウイルスのせいで少なからず自動車業界にも影響が出てきています。

夢メッセみやぎで開催を予定していた第12回東北モーターショーを中止に。

中国湖北省に自動車部品メーカーが多数あり、ホンダや日産の拠点も休業せざるを得ない状況。

収縮がいまだ見えてこないコロナウイルス問題ですが、じわりじわりと日本も蝕んできています。

意外な影響を受けているのがオイルフィルターです。少しずつ品薄になりつつあるということです。

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何故か?オイルフィルターって中国とタイで作ったものを日本に持ってきているメーカーがあります。これが影響を受けつつあります。

どこのメーカーのフィルターなのか具体的にはわかりませんが、純正採用しているメーカーなどは在庫がなくなると新車販売にも影響が出てきそう。

そもそもオイル交換が出来なくなってしまうかもしれません。

日本でもマスクがまだまだ品薄状態です。オイルフィルターっていうのは人間でいうところの腎臓です。血液であるオイルをろ過してくれる重要な部品。

交換頻度も消耗部品の中で一番多いかもしれない。

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この前オイルフィルターをそれぞれ分解して中身を検証してみました。ろ紙レベルまで広げてみたのですが、中身って全然別物が入っていました。

具体的にはろ紙の厚さが全然違いました。

これら安いオイルフィルターがどこで作られているかはわかりませんけど。

コロナウイルスが日本でさらに広がってくると、一般的な生活環境も変化せざるを得ないかもしれませんね。

この前久しぶりにマスクを見つけて買ったんですが、薬局で40枚入りのマスクが1000円くらいしました。

いつもなら500円くらいで買えるものなのに。

需要と供給のバランスがズレるとこういうことになるんだなぁと。皆さんもお気をつけてください。