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ホンダ、N-VANマニュアル車のサイドブレーキがまさかのスティックタイプだった件について

この前ホンダのN-VANが新車点検で入庫してきたんですが、その時にびっくりしたことがあるので紹介します。

ビックリしたのはサイドブレーキの形状です。今の車って、高い車は電動パーキングブレーキなどを採用しているものも多いです。

しかしこのN-VANは普通の機械式サイドブレーキを採用していました。驚いたのがレバーです。

百聞は一見に如かず。

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まさかのスティック型サイドブレーキでした。なんで?と思ったらこの車、珍しいことにマニュアル車だったんです。

今まで何台かN-VANを販売してきましたけど、考えてみれば全てATだったな・・。

マニュアルのN-VANは初めて見た・・。と思ったらサイドブレーキがスティックタイプ。

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この手のサイドブレーキって昔のトラックによく使われていました。

ハイエースとかもスティックタイプが多かったですね。基本的にマニュアル車に採用されていますよね。

ATになるとクラッチペダルの位置に足踏み式サイドブレーキを設置できます。

だけど、マニュアルだとクラッチペダルを取り付けないといけません。そんなこんなで手動スティックタイプのサイドブレーキが出来上がると。

マツダのボンゴなどはマニュアルでもフロアサイドを採用しています。エンジンを整備する時に座席とその下のサービスカバーを外す必要があります。

昔のボンゴってガソリンでもディーゼルでもタイミングベルトを使ってた。F型エンジンとかR型エンジンとか。

助手席は跳ね上げて、運転席を4本のボルトナットで外します。そのあと運転席を固定する下部のサービスカバーを外すんです。サイドブレーキワイヤーを外してカバーを外すと、エンジンがようやくこんにちは。

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SKF2Mっていう初期型のクリーンディーゼルを搭載したボンゴなんか最悪でしたね。エンジンはやばいくらいガラガラ音しているし、タイミングベルトウォーターポンプの交換が大変。

スプロケットはシャフトがテーパーになってるので、プーラーを使わないと抜けないし、腰は痛くなるし・・。今ではいい思い出ばかりです。

 

スティック型のサイドブレーキも手ごたえが微妙で好き嫌いとして分かれますよね。

コラム式マニュアルといい、慣れてない人には運転する時???となるサイドブレーキでした。

 



ドライブレコーダーのSDカードは定期交換を!その理由はすごく簡単!

つい先日の事ですが、定期点検で入庫してきたお客さんの車。ふと点検をしていたらとあることに気が付きました。

今は搭載率がかなり高いであろうドライブレコーダーが付いていたんですが、なんだか見慣れない画面。

画面表示でSDカードのイラストが出てXマークが出ていました。もしかしてと思ってSDカードを取り出して、差しなおしなどをしましたが改善できず。

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ドライブレコーダーはDVR10。

おそらく装着してから4年位経過しているかなと。

もちろん中に入ってるSDカードはその当時のものです。万が一本体の不良も考えられるので、自分が持っている手持ちのマイクロSDカードを差し込んでみたら、正常に稼働し始めました。

このことにより、SDカード自体が壊れてしまっているという事になります。

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それでもと思って、接点の部分などを点検してみたけど駄目。

この時点でお客さんに連絡してSDカードの交換を促しました。

SDカードが壊れるのも納得!車の環境は非常に厳しい

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なんだよーSDカードってそんなすぐに駄目になっちゃうのかよーって。

お客さんは言っていましたけど、よくよく考えてください。SDカードを使ってる機械って、例えばスマホタブレットなど。外部のデータ保存用としても使われていますね。

アクションカメラなどもこれが入っています。

それらデジタル機器って、家の中にあるものばかりでしょう?

ドライブレコーダーは車の中に張り付いていますよね。そして、冬は氷点下。夏は室内がJAFによるとダッシュボード付近は70度を突破するとされています。

そんな過酷な環境下に置かれているのだから、他のデジタル機器で使う場合よりも壊れやすいのは納得です。

昔電装屋さんに、SDカードの交換キャンペーンを打ってみようか?って誘われたことがあったんですけど、なるほどなぁって。

ドライブレコーダーが画像を保管できていないとなれば、ついていないのと同然です。SDカードなんかそんなに高い物でもないので交換の一択です。

これで僕の中でドライブレコーダーのSDカードは3年に1回位交換をお勧めする基準ができました。

皆さんもドライブレコーダーを付けてしばらく経過しているものは、SDカードを交換もしくは予備を用意しておいてください。

 

 やっぱり国産が安心ですかね。人に勧めるのは信頼性の高い国産ですが、僕はAmazonンで安売りしているSAMSUNGのものを使ってます。

今のところ、エラーは出ていません。

 

 定期交換ということで!

車のバッテリーにもサブスクのような定額制があってもいいと思う今日この頃

サブスクというのをご存知でしょうか?定額性というもので、車でもトヨタのKINTO。タイヤはブリヂストンがMOBOXというものをスタートさせています。

カーシェアリングが増えてきて、今までとは違った形で車に乗ったり所有する方法を各会社が提案してきています。

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次にこんなサブスクがあってもいいよなぁと思ったのが、バッテリー。

バッテリーって、車の出張要件ナンバー1に挙げられるものです。特に冬の朝、エンジンがかからないから何とかしてくれっていう電話多い事。

今日もバッテリーの交換で3件ほど出張がありました。

これって、定額制のサブスクにしてしまえばいいんじゃないのかと。

例えば、一番管理が簡単なのがコネクテッドカー。常に車とつながっているので、バッテリーに負荷テストを与えることだって可能でしょう。

明らかに比重や健全性が落ちているものに関しては、バッテリーを交換してあげる。

サブスクと言っても新品のバッテリーじゃなくたっていいと思うんです。

程度のいい中古バッテリーだって、サブスクで契約している期間問題なければ、全然OKです。

新品のバッテリーを用意しようと思ったら、高額になるけど中古なども織り交ぜて順繰り交換してあげればいいのではないかなと。

バッテリーのサブスクであれば、タイヤのように部品管理も簡単です。サイズもタイヤより種類はありませんし、保管場所もそれほど取らない。

定額500円で、2年契約。もしバッテリー上がりを起こしたら無料で交換。

サイズによって金額を変えればいいと思います。

サービスを提供する側は、きちんとしたパルス充電器を持っていれば、バッテリー上がりを起こしてしまったものでも復活させることができます。

サルフェーションを防止すれば長く使えるので、一度あげてしまったバッテリーでも問題ない。

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この場合は量販店を通して契約を結んでもらうのがいいかもしれないですね。

 

 

量販店側も交換したばかりのバッテリーが上がってしまったというクレーム防止にもなります。

GSや日立などでどうですかね?バッテリーのサブスク

もし電気自動車で雪の渋滞にはまったら!?今からできる電気自動車の有効的な対策は?

関越道の大雪による大渋滞がまだ記憶に新しい中、北陸道でも大雪による大渋滞が発生しました。

報道では関越道の大雪時には電気自動車がいなかったとされています。

ここにきて浮き彫りになった電気自動車と大雪の相性ですが、結果を先に書いておくとガソリン車に比べると電気自動車の方が非常に雪に厳しいです。

理由は、ガソリン車のように給油ができないということにつきます。

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もし高速道路で大渋滞に遭ったとして、ガソリン車であれば携行缶にいれたガソリンを持ってきてもらえます。

しかし電気自動車の場合、それは現在では不可能。移動式の充電設備を持った車はありますが、そもそも渋滞している時点で、電気自動車までたどり着けない。

ここが電気自動車が大雪に弱いとされるところでもあります。そして、電気自動車に限らずバッテリーは外気温が下がれば下がるほど性能が落ちます。

夏に100%発揮できても氷点下0度以下の環境では80%くらいの性能しか発揮できないというイメージです。

ではもし、電気自動車で大雪の渋滞にはまったらどうするべきか?

電熱で暖を取ることが有効!

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電気自動車のヒーターはやはり電力を使います。 

意外と知られていないのが電熱器具は、思ったよりも電気を使わないということ。

ヒートポンプ式のヒーターを使うと、車を起動させてヒーターも稼働させるということで、バッテリー容量をどんどんと喰ってしまいます。

ここでお勧めなのが、車のヒーターは使わないで電熱グッズを使って暖を取るという方法です。

僕が使っている汎用のシートヒーター。シガーソケットに入れて使いますが、これが暖かい。

 

 USB電源で使えるヒーターもあります。

 

 こういった電熱の毛布を買って、暖を取る。

車のヒーターを稼働させるよりもよっぽど電力を使いません。5VのUSB電源でも十分に暖かくなれるし、モバイルバッテリーでも稼働させることができます。

電気自動車の電源をONにして車のヒーターを使うと、もちろん暖かい風が出てきますが、バッテリーへの負担が大きいです。

だったらこういう電熱系のアイテムを使ってしのいだ方がよっぽど長時間耐えられるんです。

ステアリングヒーターやシートヒーターって、意外と電気を使わないんです。車のヒーターを使うんだったらこっちを積んでおいてください。

あとはもう高速に乗ったらとにかくSAでこまめに充電をしておくこと。今はこの位しか対策はとれませんけど、覚えておいて損はないと思います。

一番は雪が降るとわかっている時に高速道路などは乗らないほうがいいかもしれませんね。

タイヤ交換ができない人増加中!パンクしたらパンク修理剤は使わないで空気のみ入れる!

この前ツィートしたこちら。

 

もちろん実際にあった話なんですが、ある意味すごいなって。

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まずパンクを感じた時点でタイヤ交換ができない人って増えているのは事実で、それはわかります。

中にはスペアタイヤが入っていなくて交換ができない車も増えています。

大体その段階で車屋さんに相談の電話が来るパターンなんですが、中にはこういった漢もいるのです。

こうなってはタイヤやホイールはもちろん、足回りも点検しないといけません。段差を乗り越えたときにアーム類やボディにもダメージが入ってる可能性があります。

もしパンクをしたらパンク修理剤は使わないで!

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日産GT-Rのようにランフラットタイヤであれば、パンクしてもサイドウォールが強化されている為、走行が可能です。

しかし普通のタイヤの場合、空気が抜けた状態で走行をしてしまうと、サイドウォールが駄目になってしまう。

すなわち、タイヤも交換しないといけなくなってしまうわけです。

スペアタイヤがあれば、パンクを察知した時点で交換すればいいんですが、スペアタイヤがない場合どうすればいいか?

今の車にはパンク修理剤が中に乗っています。しかし、整備士側から言わせてもらうと、できればパンク修理剤は使って欲しくないです。

何故ならば、その後にタイヤを外して掃除したりしないといけないわけで、その手間が相当掛かります。下手したら、中からタイヤも駄目になっちゃってるケースも多い。

ではどうすればいいか?

パンク修理剤と一緒にシガーソケットから電源を取れるコンプレッサーがセットになっています。

このコンプレッサーを使って空気だけを入れてあげればOKです。

パンク修理剤をつかうのではなくて、空気を補充しながら走ってあげる。本当はTPMSのようなものが付いていればいいんですけど。

 

 TPMSはタイヤの空気圧をリアルタイムで表示してくれるとても便利なアイテムです。

今はネットでかなり安く買うことができます。

ただし、技適承認のものを買わないと、日本の電波法にひっかかるものもありますので注意です。

TPMSがついていて、仮にタイヤの空気圧が半分くらいになってしまったら補充をかける。応急的に空気を入れながら走れば、整備工場までたどり着けますし、タイヤも駄目にしなくて済みますからね。

TPMSが全車標準で装着される日を願っています。

 

初めて車でスキー場に行くときの心得と、あると便利な道具など!大雪に要注意!

今年の冬は大寒波や大雪で全国規模で被害が出ています。

それでも、ー場としては、昨年の雪不足よりはいいわけで、お客さんに来てほしいと思っています。純粋にスキーを楽しむのであれば、野外なのでコロナの心配も少なくなります。

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しかし、きちんと対策をしていかないともしかしたらの大渋滞にはまるかもしれません。

今回は初めてスキー場に行くときの心得とあると便利な道具などを紹介します。

バッテリーは弱ければ交換!ジャンプスターターを積んでおこう!

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スキー場ってかなり寒いです。

もし東京など都会から地方のスキー場に行くのであれば、外気温に差があるためエンジンがかからなくなるかもしれません。

3年位使い込んだバッテリーだったら、新品に交換しておく事。

そして万が一のために、ジャンプスターターを買って積んでおく。

 

 万が一エンジンがかからなくなってもこれで安心です。

スタッドレスタイヤは新品か鮮度が良く山のあるものを履く

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雪山に行くのに、サンダルで出かける人っていませんよね?

車も同じです。ノーマルタイヤでなんか絶対行ってはいけない。スタッドレスタイヤをちゃんと履いていくこと。

それも鮮度の良い、山がきちんと残ってるものでお願いします。

プラットフォームが見えているくらい減っているものは駄目です。

 

 それでも2WDはスタックすることがあります。万が一のために、タイヤチェーンなども積んでおけば万全です。

 

 最悪雪道でスタックしてしまったとき、救出してもらうにも牽引ロープがないと駄目です。牽引ロープを積んでおきましょう。

スキーキャリアはカーメイトのマグネットタイプがお勧め

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もし自前のスキーを持っていくとなれば、スキーキャリアが欲しいところ。

しかしルーフに設置する本格的なキャリアっていうのは取り付けのハードルが高い。

僕も愛用しているカーメイトのマグネットタイプがお勧めです。

 

 何度もこのキャリアでスキーに行きましたが、スピードを出してもバッチリとルーフに張り付いています。

取り外しも簡単です。

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スキーは2本。ボードは1枚収納可能。

自前のものを持っていくときはお勧めです。

燃料を満タンにして解氷スプレーなどを買っておくこと

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もちろん燃料は満タンにしておくことは忘れてはいけません。

何故ならば雪道の大渋滞にはまってしまうと、燃料が勝負の決め手になります。

そして、ガラスの解氷には解スプレーを買っておく。

 

 結構量が入っていながら、安いのでこちらがお勧めです。

噴きかけておけば、凍りにくくもなるので一石二鳥です。ワイパーもスノーブレードに交換しておく事。スキー場は吹雪いていることがあります。

普通のワイパーだとすぐに凍り付いて視界が確保できなくなります。

 

 雪国に住んでいる人なら、スキー場に行かなくてもスノーブレードに付け替えています。その位重要な部品です。

万が一に備えて災害グッズを入れておく

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自分がちゃんと気を付けていても、渋滞に巻き込まれることだって考えられます。

そんな時にも対応できるようにい装備を整えておく事。

 

 こういう電熱ブランケットはUSB電源で暖を取ることが可能です。ジャンプスターターの電源で暖を取ることが可能。

万が一エンジンを停止しないといけなくなったら、電気に切り替えて暖を取ることができます。そしてエンジンが始動できるようになったらジャンプスターターを充電する。

こうすることでエネルギーを変換できるということです。

 

 そして食料と水を積んでおいてください。

 

 大渋滞が発生したとして、48時間以内には救出が来ることが殆どです。2日くらいをしのげる食料を積んでおけば完璧です。

もちろん簡易トイレも必要です。

 

 スキーやスノーボードって、とても楽しいスポーツですが危険も伴います。

それはやっている最中だけでなく、行きかえりの道中でも同じ事。

万全を期して遊びに行くことをお勧めします。

納車された新車のオドメーターが20kmを超えていた理由は?

過去に1回だけ見たことがあるケースです。うちの会社みたいに、ディーラーではない量販店は新車をお客さんに買ってもらう時に、業販で卸してもらいます。

業販にはルールがあって、ディーラーが直接お客さんに販売する価格よりも安く出してもらう事(そうしないと当社の利益が出ない!)。

そして、登録した車両データに関しては、ディーラーが直接お客さんとアポを取らない(当社のお客様を持っていかない)。

ディーラーとしても車を拡販できる為、業販というものが昔から根付いています。

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昔、一度遭遇したことがあるのが、新車のオドメーターが20kmを超えていたこと。

これはディーラーからレッカーで当社に運ばれた時点での距離です。基本、新車を動かす時ってレッカーです。自走はしません。

万が一を考えての事と、やはりオドメーターが進んでしまうから。

しかし、ディーラーから納車された新車のオドメーターが20km超!これはいかなるものか?

完成車を無作為に抽出して実走検査をしている為

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当時、ディーラーの課長に聞いてみました。

通常ならオドメーターが進んでいたとしても5km前後位。車の製造が終わって、保管場所へプールされるまで走る距離。

運ばれるまで移動を繰り返すことで進む距離などを勘案してもその位で済みます。20kmというのはなかなか衝撃的です。

ディーラーの課長曰く、新車で50kmまでならあり得るという事。その理由は、完成した車両をメーカーが無作為に実走テストをしているため。

やはり組み上がって市場に出回る車も、ある程度のテストをするためということです。完成した車のチェックですね。

それにしても、新車で届いた車がすでに20kmも走っている場合って、買う人からすれば気持ちいものではありませんよね。

むしろ、診断機などを使って最初の一回だけオドメーターを0に戻せる機能とかつけられないんですかね。

やっぱり新車ってそこからオーナーと寄り添って始まるわけですからね。

20km走ってる新車は、いつも以上にガソリンが入っていました。これは多分メーカー側からの気持ちなのかもしれませんけど。

でも、満タンじゃないですからね。いまだかつて1回だけ遭遇したオドメーター20km

超えの新車でした。

中には文句を言う人も居ると思うんですけどね。