MHOエンジニアリング

現役自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

オートライトの進化系!車速感応型のオートライトはオフスイッチがない?

この前、レンタカーを手配してほしいといわれて、タウンエースのバンを手配しました。

 

荷物を積める小型の貨物がオーダーだったんです。

届いたレンタカーはなんとほぼ新車のタウンエース。

といってもタウンエースはロングセラーモデルだし、乗りやすいから特別操作に困らないだろうなって思っていました。

するとお客さんから電話

「これってライト、どうやって消すの?」

ライトの消し方が分からない?それってオートライトになってるだけじゃないって、右側のレバースイッチでオフにできませんかと言ってみた。

すると、ないという返答。

そんなばかな?その時ちょうどモデル前のライトエースが入庫していたので見てみました。ライトエースもタウンエースもさほど変わらないだろうと思って。

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写真では見えにくいですけど普通にありますね。

この時点で何かマイナーで変化があったのかなとウェブで説明書を読んでみました。

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トヨタのHPより引用

 

新型になったタウンエースは、ライトスイッチがこのようになっています。

明確にOFFというものがありません。

しかもこのオートライト、車速にも感応するようです。

車速が3km/h以上になったらオンになる。

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なんだか説明書を見ているだけだと、さっぱり理解がしがたいんですけど。

オートの位置の下に〇があります。〇へスイッチを移動しても、ぼよよーんとオートへ戻ってしまうようです。

とはいえ停車中もライトが点きっぱなしなのは困りますよね。

その時は〇までスイッチを回して1秒以上保持する。

すると、ライト類は消灯します。

しかーし、車速が3km/hを超えるとまたライトが点いてしまう。

なかなか手ごわいオートライトを装着しているようです。

貨物車も進化してるんだなって、ビックリしました。

NBロードスターとR33スカイラインのバッテリーが高いと昔聞いた理由

僕が整備士になる前の話です。

友人がR33スカイラインのタイプMに乗っていました。彼は日産ディーラーで整備士として働いていました。

当時僕はガソリンスタンドで修行中の身だったので、彼からいろんな情報を教えてもらった。

自分の車に追加メーターをつけたくて、ACC電源やらIG電源、イルミ電源の理屈をおそわったものです。

当時はネットをやってる人間もかなり少数派で、情報は現場で働く人間から聞くか雑誌などで調べるかしかなかった。

で、彼が言ったんです。

「俺の車、そろそろバッテリー替えないとヤバいんだよな。でも普通より高いんだよなぁ!」

って。

スカイラインだから高いんだなとしかその時は思わなくて、当時うちの奥さんがロードスターに乗っていたんです。NA型。そうしたら

ロードスターも高いから覚悟しておけよ!」

って。

その理由が当時はさっぱりわからなかったんです。今ならその理由はすぐにわかりますけど。

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こちらは2代目ロードスターのエンジンルームです。

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バッテリーはエンジンルームにはなくてトランクにあるんです。

R33もそうですね。

バッテリーがエンジンルームにない。これが高い理由です。

バッテリーって、走行しているときオルタネーターが常に発電して電気を蓄えます。

電気が蓄えられている時って、バッテリーがどんどん熱を持ってくるんです。

バッテリーの充電を自分でしたことがある人はわかると思います。

ひどい話、煙がでてくる。これは化学反応で発生した水素ガスです。

臭いをかぐとむせかえる。

そしてなにより可燃性のガスです。危ない。

よくバッテリーが上がった時、どこかの車からブースターでジャンピングしてもらうでしょう?

あれは直接バッテリー同士をつないでも電気は供給出来てエンジンかかるんです。

でもそのやり方だと、もし水素ガスが滞留していたらケーブルをつないだ瞬間のスパークで爆発する可能性がある。

ということで、アースポイントにつなぐようになっています。

室内にバッテリーがあると危険な水素ガスが、中に充満する為危ないから密閉型のバッテリーがついているということなんですね。

これが普通より高い。

久しぶりにロードスターを眺めてそんなことを思い出しました。

ファルケンの空気漏れ防止技術コアシールが素敵だと思った

まずはこちらをご覧ください。

 

ファルケンがタイヤがパンクした時自動的に、空気漏れを防ぐ技術を使ったタイヤを発表しました。

 

考え方は非常にシンプルで、タイヤの裏側にシール材を塗り込んであるというもの。

走行中、トレッド面に何かが刺さったとしたら、内側に塗り込んであるシール材が外へ出て硬化し、パンクを止める。

この技術が幅広いサイズで展開されるようになれば、パンクの殆どをカバーできると思います。

どうしようもない側面を損傷したバースト以外なら大丈夫。

昔から言っていることですが、今の車ってスペアタイヤがない車種が殆どです。

もし出先でパンクしたらどうするか?

これはもはやレッカーをするという選択になってしまいます。側面をバーストしてしまえば、どうしようもない。

何かが刺さっている位なら、空気を補充しながら走行することはできるものの、さすがにそこまで対応できる人は少ないですよね。

このコアシールという技術が普及すれば、圧倒的にパンクのレッカーが減る。

スペアタイヤを使わないまま破棄するケースが多くて、環境負荷がひどいという問題もクリアできますね。

高級車にはランフラットタイヤを履かせておけば、さらに大丈夫。

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でも考えてみればこんなの、誰でも思いつきそうなものですよね。

そもそもが車載のパンク修理剤って、これと考え方は同じです。

タイヤの中に修理剤を流し込んで、内側から外へ溶剤を出しながら固める。

今までこの手のアイデアが実現できなかったのには何か理由があるんでしょうね。コストの問題なのか、耐久の問題なのか。

どちらにせよファルケンはそこをクリアしてきているので、今後に期待です。

 

知り合いがテスラに乗りたいなぁと言っていたので、「いいね!でも覚悟も必要だよ!」と言っておいた

ちょっと前の話ですが、知人がテスラに乗りたいなぁっていうんです。

テスラと言えば電気自動車のドンキホーテ。イーロンマスク率いる企業です。

実は僕もテスラには非常に興味があったりします。

というか電気自動車全般に興味があるんですけどね。

もし、知人がテスラのモデル3でも買おうものなら、どのような事が起こるかを想像して話しておきました。

まず、最新鋭の機能で、従来の車とは一線を画すが故、すごく新鮮な感じで車に触れ合う事が出来ると思うという事。

多分テスラって今までの車とは全く違うと思ってもいいと思うんです。それだけ自動車としては特殊です。

テスラに乗っていて一番怖いのは、故障が発生した時です。

テスラの販売店やディーラーを調べると、当然首都圏や大都会にしか配備されていません。

この辺り、格安スマホと似ています。

僕は格安スマホを使っています。iPhoneアップルストアで直に買って、格安SIMを入れて使ってます。

格安SIMって郵送で送られてくるので、自分で設定しないといけないんです。

とりあえず届いたiPhoneを自宅のWi-Fiに繋げて、そのSIMのプロファイルをダウンロードしてiPhoneへ落とす。

それを元に設定をしていくことで、格安SIMが使えるようになります。

今まで0SIM、mineo、LINE、楽天と使ってきました。

それぞれいろんな特徴があるし、トラブったらコールセンターになかなかつながらないので、Q&Aで自分のトラブルに似てる事例を探して、自分で解決にも動かないといけない。

でもその変わり安いというメリットがあります。

格安SIMが今でこそ流行ってきましたが、数年前に使う人が少なかったのはお店で直に設定をしてもらえないから。

これってテスラにも当てはまると思うんですよね。

しかも相手はスマホではなくて自動車ですから。スマホが使えないと確かに困るけど、車がつかえなかったときの方が困る。

途中でトラブルを起こしてJAF呼んだものの、近くにディーラーがない・・。

これが一番テスラで怖いところかな。おそらく一般の修理工場では整備を断られるのは目に見えてますね。

もっとたくさんテスラが出回って、一般的な車検整備とかならなんとかうけてもらえるようになる・・のはまだ数年後の話だと思う。

そういう危惧があるけれど、それでも乗りたいのなら好奇心を駆り立てられていいよね!って。

そう思います。

なんでも最初って怖いですからね。でもその恐怖に打ち勝って買ってみたら、実はものすごくいいものなのかもしれない。

テスラにはそんなドキドキがありますよね。って知人には言っておきました。

知人は最近ようやくスマホにした人です。まだもちろん3大キャリアと契約中!

 

エンジンのカーボンを奇麗にするとどのようなメリットがあるのか?

エンジンのカーボンについてです。

 

長く乗ってくると、カーボンがエンジン内部に堆積してきます。そしてそれは燃焼状態にも左右されてきます。

 

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それではカーボンが実際に溜まってくるとどういう弊害が生まれるのか?

 

元々なかったものがエンジン内部に堆積されることで、いろんな弊害が出てきます。

 

まず考えられるのがエンジン不調。ひどいエンジンになると、吸気ポートからびっちりとカーボンが溜まってるエンジンがあります。

 

直噴エンジンや最近のクリーンディーゼルなど。

 

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圧倒的にカーボンが溜まってしまうと、まず適正な空気が取り込めなくなる。

 

すると、エンジンが不調になります。電子制御スロットルの裏が真っ黒な車、結構あります。

 

同じく、カーボンが堆積することでの弊害はノッキング。

 

燃焼室に堆積してくると、ノッキングを誘発しやすくなります。エンジン不調もそうですけど、ノッキングはエンジンにダメージが入るので恐ろしいです。

 

今、自動車メーカーでは直噴エンジンディーゼルに適切なタイミングで燃料添加剤を入れてほしいという旨の説明がされています。

 

ハイオクをいれるというよりは、たまったカーボンを除去するために燃料添加剤を使う。

 

 

 問題なのは、ずーっと何もしないでびっちりとカーボンが溜まってしまったエンジン。

こうなると、添加剤で取り除けるのはごく一部になります。

 

そうなる前に、適切なタイミングで燃料添加剤を入れてあげる。

 

これが今のエンジンにとって必要なメンテナンスになってきています。

 

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目安としては1万キロ走行時点で燃料添加剤を入れる。できれば2回連続の投与が効果を上げるとされています。

車を大切にしたい人は、もう少し早いタイミングで入れてあげてもいいかもしれませんね。

 

車検なんてなくなればいいのにという人がいるけれど、車検をなくすならこうしたほうがいい代替案を考えた

車検整備で高額な費用がかかったりすると

「うわーこんなにかかっちまったー車検なんかなければいいのにな!」

って、かなりの確率で言われることがあります。

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車検がなくなればいいと思ってる人は多いですよね。車検にお金がかかる人も多い。

僕のマイカーは車検の時って、イレギュラーがない限りほぼ最初の概算見積もり通りの金額で通せます。

それは何故かっていうと、車検に通りさえすればいいから。

言い方を変えると、車検前にはある程度の整備をするし、車検の時に不備が見つかったら検査に関係のない部位に関しては後日整備をしています。

会社で車検をさせてもらう手前、時間はかけられないから。とっとと24か月の基本点検を終わらせて完成検査に回します。

もし、車検なんてなくなればいいのにを実現するにはどうすればいいか?

確かに車は壊れなくなってきたけど、壊れる時は壊れます。代替案を考えてみました。

 

・法定12、6、3ヶ月点検をしていない車で、故障による事故が発生した場合、厳罰化をはかる

(罰金の上限を上げるなど自己責任間を強くする)

 

・重量税、自賠責保険は、市県民税と同じくくりで使用者自身に支払ってもらう

(納税通知書を発送してコンビニなどで納付)

 

この2つがポイントです。まず、車に詳しい人ならいいんですけど、世の中にはそうでない人の方が多いわけで、車に何かがあった時に事故が発生したら?

これって車検整備を受けていたら防げるわけですから。それで事故が起きたら罰金30万円とかにしちゃうんです。

そんな罰金払うのはいやだ!となるので、みんな法定点検をかならず受けるようになりますよね?この点検で、ヤバい箇所を工場に直してもらう。

もちろんこの条件だと、車検にひっかかる部位も改造し放題になるので、不正改造車の罰則も、罰金30万円とかにする。

そして、たまに街頭でテスターを用いて検査をする。もしくは抽出で検査する。選ばれた車は言われた期間に陸事へ行ってラインを通すわけ。もしかしたらガスが基準値以上出ていたり、ブレーキが引きずってるかもしれない。

こういう抽出検査をして、ある程度のデータをためていく。

車検をしないのなら、整備不良での罰則は使用者へ厳罰化させる必要性があります。自分でできない人は、整備工場で整備してもらう。法定12か月点検は必ず受けないといけないとする。

12ヶ月点検なら基本料金1万円弱です。修理するかしないかはオーナーに選択してもらう。日帰りでオッケーです。

車検費用が高いなぁと思う原因である諸費用。これは先にも書きましたけど、市県民税と同じでオーナーに納付書を発送して払ってもらう。

ナンバーが付いている限り重量税と自賠責保険代は毎年更新。自賠は12月更新で。

4月か5月に軽自動車なら6600円の重量税と自賠責代12ヶ月分。13000円位。

軽なら車検がない代わりに自動車税、重量税、12ヶ月分の自賠責保険代の3つを5月に納付してもらう。合計すれば3万円まではいかないくらいの金額です。

全てを車検時に払うとなってるから、高いというイメージになってしまうわけです。

これを毎年に振り返れば車の整備代はそれほど高くないんだなってイメージになるかと。

こんな代替案だったら車検のほうがいいって?僕もそう思います。なので車検は必要なのかなと。

トヨタ・スズキ・ダイハツ合同記者会見とCJPへの参加について

7月21日にトヨタとスズキ、ダイハツが合同で記者会見しました。

スズキとダイハツがCJPに参加するということと、商用車などを協業するというものです。

今佐川急便が配達用に電気自動車の軽バンを大量に導入しています。これ、日本のEVではなく、佐川がこうしてほしいという要望をもってファブレス式で柳州五菱汽車が製造をしているものです。

中国の企業が製造にあたっていますけど、細かい部分は日本企業のAFSが設計しています。

今、電気自動車やプラグインハイブリッドは海外や中国がすごい勢いで作っています。

日本はどうなのかなっていうと、PHEVやPHVのラインナップはほとんど変わっていませんね。

これって、理由があって、例えばトヨタは去年からRAV4のPHVを販売していますけど、PHVバッテリーの製造が追いついていないのです。

パナソニックが電池を担当しているようですが、需要に対して供給が追い付いていない為、新型モデルもなかなかPHVが出てこない。

日本国内の内製バッテリーで勝負してきた自動車メーカーも、海外のリチウムイオンバッテリーを使うようになってきました。

ホンダなどがいい例ですね。

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と、いうわけで話を冒頭に戻して軽自動車の商用車です。

これ、本当にむかーしから思っていたことですけど、みんな気が付いてないだけなんですよね。軽の商用車って、ガソリン車よりも絶対に電気自動車のほうがいいっていうこと。

例えば農家や漁業で使ってる軽トラック。軽トラックの1日の航続距離って、近間の畑などに行くだけという使い方が非常におおい。

その為、実は走行距離があまり進まなかったりするわけです。十分EVで賄える距離です。

しかも高齢化社会になってきて、ガソリンを自分で入れるのが億劫な人が多く、整備で預かるとガソリンも満タンにしておいてと言われるオーダーの多い事。

EVなら自分の家で充電ができます。田舎の一軒家ならすぐに200Vの工事なんかあっという間です。

エンジンと違って、しばらく乗らなくてもパッと動き出せるのがEVのいいところですし。

あと配送業も最終的には軽の箱バンで輸送していますよね。田舎って。狭い道が多かったり、利便性が高かったりするからですけど。

この最終ラインを電気自動車にすると、ガソリンのコストが一気に減らせるわけです。

150kmほど走れるバッテリーを搭載しておけば、最終ラインの配達には間に合うでしょう。それを超えるものはガソリン車で走ればいいです。

軽の商用車って絶対EV向けなんですよね。三菱もものすごく先見の目があって、せっかくいい技術持っていたのに、もったいない。

もっと突き詰めていけばミニキャブミーブってたくさん売れたんだと思うんです。

これを今からトヨタ、スズキ、ダイハツでスタートすると。

あと4WDがあったほうが絶対にいいです。雪国では4WDじゃないと全く冬は使えません。