壊れた草刈り機をもらってきたので、そのエンジンを分解してみました。車であってもなかなかエンジンを分解する機会は減ってきています。
コンパクトな2サイクルエンジンですが、その過程をご覧ください。
物は共立の草刈り機です。
エンジンブローしている個体だそうです。
草刈り機って、どうやってあの長いシャフトへ回転を伝えているんだろうと思っていたら、エンジンの回転を遠心クラッチで繋げているようですね。
2サイクルエンジンなのでバルブ機構がない。なのでヘッドが非常にコンパクトです。
カムシャフトもないですから。
ピストンが出てくるとワクワクしてしまいますね。
最近外国で東南アジア系統の整備動画を見ることがあるんですけど、あっちはまともな工具がない。
そんな中、現地の整備士たちがラフな格好で何とか直していく。ああいう姿勢は見習わないといけないなと。
いつでもどこでも抜群な設備で整備ができるわけではないのです。
僕がDIYを大事にしてるのはそこに通じています。出張修理で尻尾を巻いて帰ってくるなと先輩に常々言われてきました。
コンロッドとクランクシャフトもおもちゃのようです。
ブローの原因はピストンの棚落ちですね。
ポートから縦に傷がついているのがわかります。
このシリンダーは使えないですね。
ピストンもちろん使えません。
ピストンとシリンダーを換えれば多分圧縮は復活すると思う。そこまでして直すかといと買い替えになっちゃうんでしょうね。
これならば自分でも修理可能だな。簡単な構造すぎる。
ピストンを単体にしておいて、次に違う実験で使うのです。
この辺りの模様はまたYouTube動画にしますので、ご覧になってください。