この話をお客さんにすると、いつも反感を買ってしまいます。
それはなにか?
ワイパーゴムが切れていると厳密にいうと車検に通らないということ。これはどういうことなのか?
メンテナンスの中でも非常にお手軽な部類に入るワイパーゴムの交換ですが、まさかの検査事項に含まれています。
以下審査義務規定より抜粋です
自動車の前面ガラスに備える窓ふき器は、視野の 確保に係る性能等に関し、視認等その他適切な方法 により審査したときに、前面ガラスの直前の視野を 確保できる自動式の窓ふき器(左右に窓ふき器を備 える場合は、同時に作動するものであること。)で なければならない。 この場合において、窓ふき器のブレードであっ て、老化又は損傷により著しく機能が低下している ものは、この基準に適合しないものとする。(細目 告示第 225 条第 1 項関係)
これを読み解くと、老化や損傷で著しく機能が低下してるものはこの基準に適合しないものと書いてあります。
つまり車検に通らない。
ここまで説明しても、ふざけるなって怒ってくる人もいます。
とりあえず、フロントワイパーについては駄目なものは駄目なのです。
ゴムが切れていても、水をちゃんとかいてくれれば何とかパスできます。
逆に切れてなくても著しくビビりが発生するようなものは駄目だという事になってしまうわけです。
あまりにも反響が悪い意味でいいので、僕はワイパーゴムのかきを復活させる工具を買いました。
完全に部ちぎれているゴムは駄目だけど、初期段階なら検査をパスさせるくらいの状況にすることはできます。
まさかのワイパーと車検の関係。ご存知でしたか?