MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

エンジン内部をいじったリコールなどを受けた場合、1000km程度でオイル交換をするススメ

車屋さんをやっていると、いろんな保証やリコールに遭遇します。その中でもそれはハードなリコールだなぁというものもたくさんあります。

ピストンリングの交換とか、バルブスプリングの交換などがそれにあたります。トヨタ86はバルブスプリング交換だったし、ホンダのステップワゴンはピストンリングの保証延長など。

レクサスもバルブスプリングの交換がありました。

こういった大掛かりなリコールや補修作業を受けた後って、早めにオイル交換などをしたほうがいいと思います。

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こちらは先日ピストンリングを交換してきたステップワゴンです。

その後走行1000kmでオイル交換を実施しました。

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結構奇麗に作業がされていたのが垣間見えます。

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1000km時点でオイル交換がてら点検をすると、作業ミスなども見つけることだって可能です。

このステップワゴンはばっちりでした。

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こちらは某車種です。

リコール作業をうけて間もないのにこの有様です。

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今日タイヤ交換にきたからわかったものの、そうでなければこれだけのオイルが漏れているので壊れてしまうかもしれない。

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大掛かりなリコールなどを受けた後は、やはりその経過を見たほうがいいと思います。

売店を経由していると、作業をしたディーラーはエンドユーザーと接触できない暗黙の決まりみたいなものがあるので、販売店でもチェックをしたほうがいい。

エンジン作業であれば、1000km時点で慣らしと思ってオイル交換に来てもらうなどですね。

経過を観察したほうがいい作業ってやっぱりあります。

慣らしって新車だけのものではなくて、エンジン内部やミッション内部の部品を換えた後も必要です。

各部がなじんで、漏れなどがないか点検する作業は重要です。