エンジンって、使い込んでくるとカーボンが溜まってきます。
このカーボンっていうのがいろんな弊害を引き起こします。
例えば新品のエンジンにはゴミもカーボンも何も付いてません。エンジンには空気や混合気がポートから流れ込んできます。
もちろんエンジンの設計って新品の状態です。制御マップだって、ある程度の補正をかけるとはいえ、基準になるのは新品のエンジン。
そこにカーボンが溜まっていったらどうか?
カーボンって空気の通路を塞いだりしてしまいます。
エンジンって空気の密度や量をセンサで計測しています。ち密な燃料制御をしているためです。
例えばセンサが10空気を入れたとします。だけど途中にカーボンがあって、入り口が狭まっている。
実際にセンサを通ってる空気が10に対し、スムーズにエンジン内部へ到達する空気が7くらいに減っているとどうでしょう?
誤差がでます。
この誤差をある程度はコンピューター側でフィードバック補正しますが、度を超えるとハンチングなどに行きついてしまう。
そして燃焼室へカーボンが溜まってくるとどうなるか?
これはノッキングを誘発しやすくなってしまいます。ノッキングこそエンジンにとって大敵。下手したら壊れてしまう。
ノックセンサが付いてるので、ノッキングを検知したら点火時期をズラして補正しますがそれも度を超えると調整域を超えてしまう。
エンジン内部のカーボンを除去するのに効果的なのが、燃料添加剤です。
PEA配合のものになります。
僕はフューエルワンを愛用しています。
このピストンをフューエルワンに漬け置きしておいたらどうなったか?
結構汚れてるピストンです。
一週間つけておいたらどうか?
ピストンスカートの内部も奇麗になっています。
カーボンってエンジンにとっていいことはありません。
定期的に燃料添加剤を入れて、カーボンを除去しましょう。