MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

ブレーキホースの交換作業が減ってきた理由は?今の車は劣化しない?

車の各部品の寿命が伸びたなと実感しています。昔だったら定期的に交換をしないといけなかった部分が、一度も交換をしないで廃車まで走れてしまったり。 これも、技術がすすんだからなのかなと。 例えばプラグ。昔は2万キロ過ぎた頃には電極が丸くなってきま…

スペーシアにわずか4台のリコール発生!ドライブプレートボルトとは?実際の部品をみて解説

スペーシアにこっそりと4台だけのリコールが発生しました。 内容がドライブプレートボルトの交換です。どういうことかを実際のスペーシアでCVTをちょうど交換したことがあるので見てみます。 ※この車はスペーシアベースです。 まず、不具合の場所などの解説…

寒い時期に見かける、オイルフィラーキャップに付着する白い物体!エンジンオイルの乳化とは?

そろそろ夏も終わりです。 涼しくなってくるとじきに冬がやってきます。冬の整備でたまに見かけるのがこんな光景。 オイル交換をしようとフィラーキャップを開けたら何だか白い物体がびっちりと付着している。 最初これの意味がよくわからなかったんで、調べ…

ハンドルを回している時にカサカサ音がすると実はまずい理由は何?

最近の車ではあまりない事例なんですが、一昔前の車で多かった事例です。 それはハンドルを回している時に、カサカサという音がする。 特に三菱の軽自動車に多い傾向がありました。 ハンドルを回している時にカサカサ音がでるのは、実はちょっとまずい状況で…

BRZとGR86のマニュアル車にとうとうアイサイトが搭載された!

最初二台目のBRZとGR86がデビューした時、当然アイサイトは搭載してくるんだろうなって思っていました。 が、蓋を開けるとマニュアル車には搭載を見送ってきた。 ADASと呼ばれる先進運転支援システムですが、マニュアル車とはちょっと相性が悪い。 というの…

BYDの電気自動車ドルフィン、最大の強みはバッテリー!信頼性はまだ未知数

電気自動車通界隈ではちょっと注目だったBYDのドルフィンがデビューしました。 ATTO3に比べて、コンパクトで低価格であるということ。 エントリーモデルは363万円からで、補助金を考えれば298万円という価格になります。 装備などをみると、お買い得感は他の…

エアフロの故障と点火系の失火は非常によく似ているという罠

この前も、エアフロの故障に遭遇しました。その時、後輩はプラグとコイルを疑っていました。 とりあえずプラグは交換時期にきていたので、交換をしましたが症状変わらず。僕は何度もエアフロの故障に遭遇してきたので、最初からエアフロではないかなと思って…

難解だった整備!ワゴンR、4500回転付近で回転がもたつく原因は?

MC22SのワゴンRですが、ちょっと難解な整備でした。 症状が4500回転付近で、エンジンがもたつくというか息継ぎをするような症状です。 実際に試してみると、確かに4500回転付近で息継ぎを起こします。 エンジンはK6Aのターボで、ATです。 テストを繰り返すと…

スズキ車でカーブを曲がろうとして異音が出たら、ビスカスが怪しい!修理代は5万円前後

まだたまに舞い込んでくる修理。 スズキのビスカス不良。症状はカーブを曲がった時にグワングワンといったうねり音が発生します。 4WDのみの故障ですが、一時期スズキ車の大半がダメになって保証延長などの処置がなされました。 具体的に何をしてる部品なの…

実際のところオイル交換をしないでいるとどうなる?約2万キロオイル交換しなかったエンジン内部

ある意味このエンジンはタフだったのかもしれません。 エンジンオイルの交換というと、今でこそ1年または15000kmといった距離を自動車メーカーは設定してきています。 軽自動車の方が常用回転数が高いので、交換スパンは短くなります。 そんな軽自動車で2万…

サンバー、O2センサの故障かと思いきやまさかの高額修理へ

S500系のサンバーに乗ってる人からO2センサを交換して欲しいという依頼です。 明確にO2センサを交換してくれといわれることは、初めてだったので理由を聞いてみました。 エンジンチェックランプが点いていて、自分が持ってるOBD機器で調べたらリヤO2センサが…

シートベルト警告灯が点灯しないボンゴ、4985円のキャッチ交換が必要

車検や車の整備を生業としているものにとって、検査基準はときに鬱陶しく感じます。 今回も車検でボンゴが入庫してきました。 受け入れをしていると、すぐに気がつきました。 キーONでシートベルト警告灯が点灯しない・・・。 問題は単純にメーターの電球が…

ハイエースの限界はどこにあるのか?30万キロの車検でも元気いっぱい

ハイエースが車検で入庫しました。 走行距離を見て、ちょっとびっく。 ハイエースってかなりベストセラーな車なので、月に何台かは入って来ます。 その中でもここまで距離を飛んでる個体はあまりないからです。 車の車体が綺麗だったのに、30万キロ突破して…

セルモーターが回らずエンジンがかからないワゴンR!セルが回らない最悪の原因は?

これは昔の整備記録です。エンジンがかからないということで入庫してきたワゴンR。 そのエンジンがかからない原因は、とりあえずセルモーターが回らないということでした。 そして、そのセルモーターが回らない原因というのが、今まで経験した中で一番最悪な…

エンジン失火でアイドリング音がカラカラしているキャリィ、プラグを外してみたら・・

キャリィが入庫してきました。エンジンが失火しているようで不調になっています。 エンジン不調というだけなら特段驚くべきことではないんですが、かろうじてアイドリングしているその音が カラカラカラ という明らかなチャタリング音のような異音を発生して…

スマートキーの電池交換のタイミングはいつが最適か?電池の減りが早い気がするのは?

今では軽トラックですらスマートキーを装備してきているものがあります。 世の中の車の多くがスマートキーになっていますが、以前トラブルは多いです。 スマートキーのトラブルというと一番は電池です。電池が減っているためにドアが開けられなかったり、エ…

パワーウインドウスイッチが壊れると、モーターも壊れる危険性がある

アトレーに乗ってる人からパワーウインドウが動かないという相談。 点検してみたら、パワーウインドウ自体は動くんですがスイッチングに問題があるようです。 スイッチが壊れてます。あるあるですね。 パワーウインドウスイッチって操作した後自動的に戻って…

トヨタのライトエーストラック、ウォーターポンプ交換作業

トヨタのライトエーストラックです。KM80という型式でエンジンは7Kです。平成13年式。 車検で入庫しましたが、ウォーターポンプから水漏れしていたので交換します。 この手の車はエンジンが座席の下にあります。 作業性を上げるために、運転席シートをとセン…

まだまだ多いクランクプーリーのトラブル!飛んでいってしまう前に早期交換を!

この前、車が動かなくなった!ということでレッカーしてきた外車。 みたら、充電警告灯が点灯したらしく、オルタネーターダメになったのかなって。するとそうではなくて、クランクプーリーがなくなっていたんです。 一昔前に大量発生したクランクプーリーの…

新型シエンタハイブリッド、通算14回目の燃費記録でリッター15km割れ

あと2ヶ月ほどで買ってから1年が経過する新型のシエンタハイブリッド。 通算14回目となる燃費計測です。 グレードはZで、7人乗りのE-Fourです。 ちなみに今まで一度もリッター20km台になったことはありません。 区間燃費では軽くリッター20km超えを連発しま…

10月から中古車販売は総額表示が義務化に!わかりにくい表示に騙されなくなる!

10月から中古車販売は総額表示が義務化されるようです。車屋で働いていますが、これは朗報だと思います。 というのも、今現在っていうのは中古車に掲げられてるプライスボードは車体価格のみの表示がほとんどです。 85万円って書いてあれば、85万円に消費税…

ゴルフ、バックするときだけブレーキの引きずりを起こす原因は何か?

ちょっと変わった症状です。車検で入庫してきたゴルフですが、バックするときだけブレーキが引きずるような状態になるというのです。 普通ブレーキが引きずっていたら、前進だろうがバックだろうが引きずりっぱなしになると思います。 それがなぜかバックの…

スペーシアギアのフロントバンパー交換、意外と高い10万円超

スペーシアギアのフロントバンパー交換依頼をもらいました。 まずは損傷部分を見てみます。 一番ぶつかってるのが下の部分です。 フォグランプ付近もぶつかっています。 下から覗いてみると、フロントバンパバンパーメンバやロアメンバーも曲がっているので…

ガソリン車はなぜ失火症状が起きる?プラグが摩耗すると起きやすい失火の原因は?

ガソリンエンジン特有の故障に失火というものがあります。 ディーゼルは圧縮した燃焼室へ燃料を噴射することで、自己着火させていますが、ガソリンは火花を飛ばして爆発させています。 プラグやコード、コイルなどを使って火花を飛ばしますが、これがよく壊…

長野はガソリンが高すぎる・・安さ求めて隣県へ給油に行く人も

古新聞を整理していたらこんな見出しを発見しました。 これは長野で一番詠まれている信濃毎日新聞の一面です。 長野のガソリンが高くて、隣県へ給油に行く人が増えているという記事です。 県境に住んでいる人ならできることですが、そうでない県民は恩恵に預…

トヨタのラウム、タイミングベルト交換作業レポート!エンジンは5E

トヨタのラウムという車です。もう今となっては随分と少なくなってきました。 タイミングベルトを交換したので、その作業レポートです。 エンジンは5Eというものを積んでいます。 補機ベルトを外して、クランクプーリー19mmのネジを外します。 タイミングベ…

フラッシングはエンジンの汚れを落とす意味でも使えるということ

エンジンオイルのフラッシングと聞くと、中のスラッジが溜まってきたら落とそう!ということでフラッシング剤を使うイメージがあります。 整備をしているとフラッシングをする時もあります。 例えばターボが壊れた時など。エンジンのスラッジが原因でターボ…

ホンダのエンブレム、両面テープで貼り付けてあり1250円から

お客さんから珍しい部品の注文をいただきました。 それはホンダのエンブレム。 エンブレムが取れてしまったから注文して欲しいというものです。 お馴染みホンダのHというエンブレムです。 そもそもこのエンブレムってどういうふうに車に取り付けられているの…

車検で下廻り防錆塗装を勧められる理由はこんなところにも有

車検整備をする時って、最初に概算見積書を提示されると思います。 その中に下廻り洗浄、下廻り防錆塗装という項目があります。これは何かというと、車を持ち上げて下廻りをスチームで洗浄。 乾かしてから塗装するという工程です。正直なところやってもやら…

ヘッドライト検査が厳しくなり、ライトユニットの交換なども出てくる可能性

車検の検査の中にヘッドライト検査があります。 照射範囲が基準の中に入ってるか、明るさが適切かを検査します。 検査の方法は2種類あり、ハイビームで検査をする車。ロービームで検査をする車。 それは年式で変わります。 平成10年9月1日以降に製作されたも…