ジャンプスターターを買おうと思っている人、多分たくさんいると思います。僕自身これまでジャンプスターターを5個ほど買ってきました。
最初はリチウムイオンタイプのものしか出てなかったので、それを3回連続で買いました。
その後、コンデンサ型タイプを買って、リン酸鉄リチウムイオンタイプのものを買い足しました。
で、どれがよかったのか?
全種類網羅して言えるのは、買うのならコンデンサタイプにしておきなさい!ということです。
理由を書いていきたいと思います。ちょっと長文になりますが、参考になれば。
僕が一番最初に買った、ジャンプスターターはこちらです。ARTECKのリチウムイオンタイプのものです。
買った当初は、リミッターが付いておらず、バッテリーがゼロの車に対してもエンジンをかけることができました。
が、繰り返し使っているとどんどんと熱を持って、ジャンプスターターの電池が膨らんできたんです。
無知だった僕はそのまま使っていましたが、さらに使用を続けていたら、もしかして爆発したかもしれません。
リチウムイオンタイプはこういった意味で今はお勧めしません。危ないからです。
今のARTECKのものもそうですが、他の製品もリード線にリミッターがついています。
連続使用を控えるためですね。
だけど、結局燃える可能性があるというリチウムイオン電池タイプはやっぱりお勧めできないわけです。
続いてはリン酸鉄リチウムイオン電池タイプ。
まず、こちらの商品は種類が非常にすくない。僕が買ったこちらの商品もすでに廃盤になっているくらいです。
リン酸鉄リチウムイオンっていうのは、燃えないバッテリーで安全なんです。
ですが、通常のリチウムイオン電池よりもエネルギー密度が低いため、電気自動車などんは敬遠されてきました。
しかしながら、テスラや中国のBYD、ヒョンデのアイオニック5などはこのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しています。
燃えなくて安心。そして従来のリチウムイオン電池の寿命よりはるかに長い、10倍もの寿命を持っているからです。
もし、通常のジャンプスターターが欲しいのなら、このリン酸鉄リチウムイオンタイプをお勧めします。
ジャンプスターターのメリットって、満充電しておけばスマホの充電もできるし、USB電源として使うことができる。これは大きなメリットです。
ですが、僕が一番ジャンプスターターで推しているのはコンデンサタイプです。
このAUTOWITのものです。コンデンサというのは、電気を瞬間的に貯めておけるもので、このジャンプスターターはリチウムイオン電池などではなくてコンデンサを搭載しています。
使い方はユニークで、バッテリーが上がってる車の電気を吸い上げて増幅して放出します。
買ったばかりの頃は、僕も散々なレビュー動画を上げました。というのも、バッテリーが0の車に対しては使えなかったからです。
比較してしまったのが、リミッターがない頃のリチウムイオン電池型ジャンプスターターだったので。
なんだこれ、バッテリー0の車にはかけられないじゃないかって。YouTube動画にしてあげていました。
が、しかしですよ使い込んでくるとこれが一番良かったんです。
他のジャンプスターターのように、スマホの充電とかはできないんです。
でも、事前に充電しておかなくてもいいという点。
そしてクランキングのパワーは、このジャンプスターターが一番強力でした。
もう他のジャンプスターターなんか比較にならないくらい、軽やかにセルモーターが回るんです。
すごいとしか言いようがない。
使い込んできて、コツも掴みました。
例えばバッテリー上がりの車があるとします。前提として、残りのバッテリーが0だとエンジンスタートはできません。
これは他のジャンプスターターでもリミッターが搭載されてからは同様です。
バッテリー上がりの車から電気を吸い上げると時間がかかります。
そのため、現場に急行する前に、救援車の室内でUSBなどをつかって電気をあらかじめ蓄えておきます。
放出レベルが98%くらいになったら、スタンバイしておいて、バッテリー上がりの車から残りの2パーセントを吸い上げてクランキングする。
こういった使い方が一番早くてスマートです。
事前に充電は必要ありません。なんならその辺の車から増幅する電気をある程度分けてもらうことが可能です。
しかし前提として、残りの1%を蓄えるのはバッテリー上がりの車からじゃないとダメなんです。
そこのハードルさえ超えていれば、一番パワーがあって使いやすいです。
耐久性も申し分ないし、安全です。
もしジャンプスターターを悩んでいるのならコンデンサタイプが結果一番お勧めできます。