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現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

バイオ混合ガソリン対応車とはなんのことか?

給油口を開いて燃料を入れようとしたら、何やら見慣れないステッカーが。

思えば、前に乗っていた車にはこんなもの付いてなかったような・・・。

最近の車には給油口にこのようなステッカーが貼ってあるものがあります。

バイオ混合ガソリン対応車(E10/ETB22)

これは一体なんなのか?

このE10という表記はガソリンにバイオエタノールさとうきび、とうもろこしなどから製造される植物由来のエタノール)を 10%(体積比)混合した燃料です。

つまり純粋なガソリンではなく、10%のバイオエタノールが混ざってるということになります。

ここで一つの疑問が。

ではこのバイオ混合ガソリン対応車に普通のガソリンを入れてもいいのか?

という疑問。

これは問題なく大丈夫です。

それでは逆の疑問。今までの車にバイオ混合ガソリンを入れたらどうなるのか?

これは2002年以前に作られた車には良くないんです。

バイオエタノールに対応していないと、いろいろな弊害が起こります。

最初は寒い日の始動性が悪くなる。

これは僕は昔経験したことがあります。その昔ガイアックスというアルコール系燃料が安く売っていたので、自分の車に入れたんです。

その当時ガソリンに比べるとリッター20円くらい安かったので。オクタン価はハイオク並みだったし。

すると、真冬にプラグが被ってしまった。

後にも先にも自分のマイカーでプラグ被りはこの一件だけでした。

そして、燃料ホースなどを溶解する弊害もあります。ガイアックスが出回ったころも、燃料ホースが溶けて漏れるよと業界が注意喚起しました。

それが故にいつの間にか消えてしまったアルコール系燃料。

バイオエタノールはそもそもの立ち位置が違いますが、純粋なガソリンで動かす車には若干の副作用が出るので使用しないほうがいいんです。

最近の新型車はその辺りも考えて作られているので。

ステッカーが貼ってあれば使っても大丈夫です。

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