普段自分の車のガソリンが減ってきた時、どのくらいのタイミングで給油しますか?
僕は大体最後のメモリになったくらいで給油します。
昔はそこから1000円分くらいしか入れられなかった時代もありました。生活が苦しくて。
でも、結局何度もガソリンスタンドに行く手間を考えたら満タンに入れるのがベストだと!
今日はこのガソリン給油のタイミングについて。
僕は大体このくらいのタイミングでガソリンを入れるので、燃料警告灯が点灯するところを見たことがほぼありません。
たまにお客さんの車や会社の代車では見かけます。
ガソリンを入れるタイミングって、本当に燃料警告灯が点灯してギリギリの状態で入れる人がいますが、これっておすすめできません。
やめた方がいいです。ガソリン・ディーゼルともにです。
まずディーゼルで燃料切れになったら、燃料ラインにエアが混入してしまい、次にエンジンを始動しようとしてもかからなくなります。
エア抜きが必要な車があるので、手間です。
そしてガソリン車の場合、実は万が一ガス欠になったらエンジンに致命的なダメージが及ぶことがあります。
エンジンって、燃料を爆発させて動力を得ています。
爆発するということは、当然冷やしてあげないといけない。水冷エンジンなら冷却水やオイルで熱を奪って、それらを冷やしてまたエンジンに戻す。
そうしてエンジンの温度を適切に調整しています。
実はガソリンもこのエンジンの冷却を担っています。しかもとても重要なピストンなどを冷やしているんです。
ガソリンを噴射することで、燃焼室の温度も下げてます。
もしこれが、ガス欠になったらどうなるか?
高速道路などで、エンジな手前側高負荷の状態でアクセルを全開にしていたとします。燃焼室もかなりの温度に達しているわけで、その時いきなりガス欠になったらどうなるか?
ごく稀に、ピストンへの冷却が追いつかなくて、ピストンに穴が空いてしまうことがあるんです。
エンジンをチューニングしていくと、そういった理由でプラグも番手を上げて、熱に強いものに交換しないといけません。
サーキットを走る車は、ガス欠が非常に怖いので、ガソリンタンクにコレクタータンクといって、横Gが発生した時に燃料が偏って空気を吸い込むことを防ぐ処置をします。
高負荷状態でガス欠が発生するとエンジンがブローするからです。
街乗りではそこまでシビアに考えなくてもいいかもしれませんが、ガス欠って実はエンジンにとって非常によくないものなんです。
なので、給油するタイミングは燃料警告灯が点灯する前にしてあげた方が安全です。
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