車のバッテリーを自分で交換ができるようになると、バッテリーが上がった時もジャンピングする事ができるようになります。
仕組みを知っておくと、ショートなどが発生する仕組みも理解できるので、今日は改めてバッテリー交換の手順を説明します。
まずバッテリー交換の大前提として、外す時はマイナス端子から外し、取り付ける時はプラス端子から取り付けます。
順を追って説明しますが、これが一番重要です。
バッテリーは電池と同じなので、極性があります。プラスが赤い方で、マイナスが剥き出しの黒い方です。
最初にマイナス端子を外します。10mmの工具で外します。写真はソケットレンチを使ってますが、スパナレンチを使ったほうがいいです。
万が一ショートした際にすぐ金属部分と切り離せるからです。
マイナスを端子を外したら、車体へバッテリーの電気が供給されなくなります。
続いてバッテリーを固定しているステーを外します。
最近ではバッテリーの下部で固定してる車もあります。
ステーを外したら、プラス端子を外します。
こちらも同じように工具はスパナレンチを使うのが本当は望ましいです。
端子とステーを外したら、バッテリーを持ち上げて車体から取り外します。
ものすごく重たいので気をつけてください。
傾けないように。バッテリー液が漏れ出すと危険です。
新品のバッテリーを載せます。この時ちゃんとバッテリーが台座に乗ってることを確認してください。
実は片側が浮いているということがあります。その状態でステーをつけてしまったら、いきなり緩む事があるからです。
車によってはこういうカバーがバッテリーにかかってるものもあります。
ステーをつけてしまうとカバーを被せなくなるので、あらかじめ付け替えておく。
カバーをつけたら、今度は最初にステーをつけてしまいます。
この辺はやはりショート防止です。
バッテリーのプラス端子を繋げます。
最後にマイナスをつけます。
これで終了です。
バッテリー端子を外す順番がマイナスから外してプラスからつけるというのはなぜか?
もしプラスから外そうとして、工具がステーとプラス端子の両方と接触したらその瞬間にショートするからです。
マイナス端子を外す時にマイナス端子とステーに触れたとしても、極性がマイナス同士なのでショートしません。
車のボディ、金属部分は全てがマイナス端子になっていると思ってください。
なので、バッテリーのプラスとマイナスがつながった状態にある時、プラス端子とボディの金属部分が触れた瞬間ショートしてしまうのです。
これを避けるために、先にマイナス端子を外す。これが鉄則です。
バッテリー交換が終わったら、パワーウインドウのオート設定や、リモコンエンジンスターターの設定、バックカメラの設定などが狂ってしまいます。
再設定するのがいやならバックアップをとりながら作業をしてください。