MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

リヤデフからの異音で、リビルト品に載せ替えた後まさかのトラブル、ヴォクシー

またか・・。

ちょっと残念なことがあったので、お伝えします。

ことの発端は走行中異音がするというヴォクシーの入庫から。

調べてみると、リヤデフ付近より異音がしています。メーター廻りは正常で特にチェックランプなどは点灯していません。

 

一番音が大きいのはカップリングで、ただリヤデフも若干唸り音が出ているようなので、両方交換することにしました。

 

新品で両方交換すると30万近い修理代になってしまうので、リビルト品をチョイス。

 

親切なことにリヤデフ・カップリングASSYで設定があったので迷わずこちらを選択。

 

載せ替えて、テスト走行すると異音は綺麗におさまっていました。

 

一件落着かなと思ったのはつかのま。

 

メーターランプに思わぬものが点灯。

 

4WDのランプが点灯しました。

 

コードを調べるとC1298のリニアソレノイド。

 

もしかして・・・。

 

実はこのノア・ヴォクシーカップリングって電子的にON・OFFしています。

 

その接点がカップリングに組み込まれています。

 

そうなんです。送られてきたリビルト部品がまさかの不良品だったという結果に。

 

どうやらカップリング内で不具合が起きているようで、代替品を送ってもらいまた載せ替え。

 

今度はいいようで、納車となりました。

 

この作業って作業指数でいうところ、4時間というなかなかの作業になります。実際はそんなにかからないんですけど、工賃ベースで言うと28000円超だと。

 

この脱着工賃分を誰が払ってくれるのかと。多分整備工場側でそういったシチュエーションに遭遇した人は少なからずいるでしょう。

 

リビルトメーカーに工賃を請求しても支払ってくれません。では工賃分を部品から値引いてくれるのかと言うと、それもなし。

 

この場合って、せめて工賃の何%かは部品で値引いて欲しいと思うわけですよね。二度も同じ作業をしないといけないので。

 

特にこれがエンジンだったらどうします?エンジン脱着で10時間とかかかって、載せてみたらはいだめでした!

 

もう一度載せ替えてください!なんて言われても、こちらとしても相当ダメージがでかいので。

 

リビルト品には少なからずハズレがあります。メーカーもきちんと検品してから出して欲しいです。これは明らかに検品してないと言わざるを得ませんからね。