MHOエンジニアリング

現役自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

冠水被害に要注意!室内まで水が入り込んだ車は修理が困難に!

ここの所全国各地でゲリラ豪雨やら、台風被害が毎年のように起きています。

かくいう僕が住んでいる地域も、台風19号で川が決壊し、街全体が水没しました。

その時に引き上げた車と言えば、相当な数です。

あんな惨状は車屋さんをやっていて経験したことがありませんでしたね。

生活の道具として車がないと、成り立たない地域なので、中古車は出てきた瞬間に売れ、レンタカーは取り合いです。

馴染みのレンタカー屋さんは、全国の拠点から数十台規模で持ってきてくれたり、自衛隊に助けてもらったりと、本当に大変でした。

f:id:team-mho:20210715185251j:plain

そして、基本的に水没した車は、たとえその場を修理して回復したとしても、後々にいろんなトラブルが発生します。

水が後に配線やら何やらを錆させて、原因不明の故障が出たりするんです。

このワゴンRアイドリングストップランプが消えなくて、原因を探っていったらこちらです。

f:id:team-mho:20210715185359j:plain

アイドリングストップ専用のリチウムイオンバッテリーがこの状態です。

まぎれもなく水没した証ですね。

f:id:team-mho:20210715185341j:plain

こうなってくると、バッテリーだけの交換で直るのかというと不明です。

カプラーから配線だって水に浸かってるわけですから。

f:id:team-mho:20210715185356j:plain

ディーラーに相談しても修理不能として突っぱねたほうがいいと言われました。

でもお客さんは何とかして乗りたいという希望です。

とりあえずリビルトのバッテリーもありますけど、それだけで済まない可能性もあるので中古を取り寄せて交換。

f:id:team-mho:20210715185344j:plain

何とかアイドリングストップランプが消灯したので良かったです。

しかし、今後何が起こるかわからないのも確かです。

水没した車を直すのは、すごく判断が難しいです。

明らかに水が浸かった部位は全て交換対象です。

新品を使うよりも、中古パーツを使ったほうがいいと思います。まだその後に何が起こるかわからないですからね。