エスティマで、GSR55という型式。ウォーターポンプの交換が非常に大変です。
どの位大変なのかというと、普通のポンプ交換の5倍位の時間がかかると計算されています。
4WDだと整備指数は15.5時間という設定になっています。
ちなみにエンジン脱着も15.5時間。同じやないですかって。
普通ウォーターポンプの交換って、タイミングチェーンだと3時間前後くらいです。
しかし、15.5時間。
ウォーターポンプを交換するためにはここまで分解しないといけません。
ほぼ同じ角度で撮影しています。
バンパーを外して、ヘッドライトを外す。エアコンのコンデンサーやラジエターコアサポートも邪魔だから外す。
オルタネーターも邪魔だしエンジンマウントも外さないと駄目。
ようやくポンプが外れた図です。
ここまで分解しないとたどり着けないので、いっそのことエンジンを降ろしてもいいんじゃないかとジレンマにも襲われます。
でもエンジンを降ろすよりは後処理が簡単なので、車上で交換をお勧めします。
一緒に交換をお勧めなのは、ファンベルト、ベルトオートテンショナー、アイドラー、オルタネーター。
コンデンサを外すので、真空引きをしてまたガスチャージもしないといけません。
MCR30のエスティマはタイミングベルトを使ったV6ですが、ここまで大変じゃないですからね。
タイミングチェーンのGSR55、おそるべし。