スペーシアに乗ってるお客さんで、アイドリングストップランプが点滅したというご相談を受けました。
アイドリングストップが採用されてきた頃のスペーシアです。
走行距離も10万キロオーバー。エンジンを指導すると、アイドリングストップランプが点滅を始めています。
この状態なら、診断機を繋げば何かしらの情報が読み取れるはず。
P1360でバッテリ性能低下。
バッテリーを確認してみます。
驚くべきことに、純正装着のバッテリーですね。
ものすごく長持ちしたと思います。テスターで計測するとこの通り。
健全性はわずか9%に落ち込んでいます。バッテリーの劣化は間違いありません。
お客さんに相談したところ、新品のバッテリーを取り付けることになりました。
M42Rです。
バックアップをとりながら、GSユアサのバッテリーを取り付けました。
バッテリーの交換が終わったら、診断機で故障コードを消去しました。
が、しかしアイドリングストップランプは点滅しっぱなしです。アイドリングストップ搭載初期の車って、診断機でコードをうまく消去できないタイプがあります。
ダイハツの場合はヒューズを抜くなどあります。スズキの方法を整備書などで調べましたが、どうやらバッテリーを外した状態で放置するしかなさそうです。
せっかくバックアップをとったのに・・・。
その後、バッテリーを繋げてみるとアイドリングストップランプの点滅は消えていました。
故障コードを読み取ってみます。
P1360が、現在故障から過去故障へ変わりました。
もう一度消去してみたら、今度はできました。
ちなみにこの故障コードP1360を記録する条件として
・エンジン始動時のバッテリー電圧が2回連続して7Vを下回った
です。
アイドリングストップは様々な条件をクリアしないと作動しません。
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