もし毎日使う車を新車で買って、長く使いたいなという場合、何を優先するべきか?
これは、何はなくとも錆止めだと言い切れます。
車って、消耗部品さえ供給してもらえれば、半永久に使えると思いますがそうでもありません。
やはり骨格となるボディが錆びてしまうと駄目なんです。
昔の車って、いがいとしっかり錆止めを新車から吹いていました。
見る限り下回りの鉄板部位はアンダーコートで覆われていたり。それが今の車はどうかというと、外車であっても結構な確率で鉄板むき出しです。
高級車は全体的にアンダーカバーで覆っていますが、それでもやはり地金部分はむき出しの鉄板です。
車のボディが腐食等で穴が開いてしまうと車検にすら通らなくなります。
ネジで止まっている部分は簡単に交換が可能です。しかしボディの鉄板が腐食してくると板金修理が必要になります。
補修用のパネルの供給がずっと続けばいいんですが、やはりそれらも時間とともに廃盤になります。
そうなると修理が困難になるため、長く乗るには錆止めを徹底するべきなんです。
昔乗っていたカプチーノですが、下回りはこのように鉄板がむき出しでした。
今現存するカプチーノって安いもののほとんどは錆びて穴が開いています。穴の規模や部位によっては車検に通すことも難しいです。
僕は中古で購入してから念入りに錆び止め処置を施しておいたので、下回りはまだまだ奇麗なまま保管されています。
むき出しの鉄板にはノックスドール900。
中空部には750を流し込むのが定番です。
基本の骨格さえしっかりしていれば、新車で買った車ならば30年以上は乗り続けることが可能だと断言できます。
大体あきらめざるを得なくなるのはボディの腐食などで、余計な板金代がかかるケースです。
ボディさえしっかりしていれば、消耗部品の交換だけで済んでしまうので、新車を買ったら真っ先に錆止めを施してください。