MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

キャリパーブラケットを交換しないといけないシチュエーション

雪国あるあるの整備ですが、塩害による被害がすごいです。

車って、金属の塊に近いので、塩害で錆びてしまいます。

ボディーやフレームに穴が開いてしまえば車検に通らなくなってしまいます。

ブレーキも塩害でローターがダメになったり、バックプレートもこんな状態になってしまいます。

そしてブレーキキャリパーですが、スライドピンが固着したり、キャリパー自体が固着することもしょっちゅうです。

ドラムブレーキの方が覆われている分だけいいかもしれません。

スライドピンがどうにも動かなくなってしまえば、キャリパーブラケットごとの交換が必要になります。

 

スライドピンが固着した状態にあると、インナーとアウターのパッドが均一に減らなかったり、ブレーキが引きずったりして危険です。

 

ブレーキが甘くなったり、なんなら引きずりは車両火災につながりますので。

 

塩害を防ぐにはこまめな洗車とノックスドールなどを下回りに吹いておくこと。

水性パスターは見た目は綺麗になりますが、塩害からはそれほど守ってくれません。