トヨタのエスティマです。定期点検で入庫したんですがご用命事項がありました。
聞いてみたら、
オートスライドドアが開いている最中に、急に閉じる方向へ動いたり閉じているときに、逆に開く方向へ動いたりするというトラブルだそうです。
今の車には当たり前に搭載されていますけど、当時は少なかったです。
エスティマにはオートスライドドアが搭載されていますが、オートスライドドアというのはその名の通り。スライドドアがスイッチで自動で開閉するシステムです。
ドアのアウターハンドルやインナーハンドルがスイッチになっています。
しかし試したみたけれど、症状が全くでない。
何回も試したけれど、症状は一回も出なかった。
試しに再現方法を考えて、スライドドアが開いている最中に閉じる方向へ手で力を加えてみた。
そうしたらオートスライドドアは開くのを止めて、反対側の閉じる方向へ動き出した。
予想通りです。
その反対に閉じている最中に開く方向へ力を加えたら、やはり反対に開きだしました。これはパワーウインドウのモーターみたいなものかなと。
挟み込み防止という機能というか、モーターの保護回路というかそのどちらかでしょう。
スライドドアの下をみると、ベルトがかかっている。
コグベルトのようですね。これでモーターの力を伝えているということか。
ここで考えられるのは、寒い冬などに無理にオートスライドドアを動かしたりすると、負荷の抵抗が大きくなり反対側へ動くような動作をする可能性。
そして、オートスライドドアのレール自体に抵抗になりうる汚れが堆積していると、モーターに負荷がかかっていうと認識して反対側へ制御してしまうということ。
どちらかというと、後者の可能性が多いと思うので、スライドドアのレールなどを徹底的に洗浄して給油をし直しておきました。
それでも気になるので、トヨタに情報を聞いてみたら車体番号を検索して、不具合情報がメーカーに上がってきているかを検索してくれた。
そのトヨタの回答によるとやはり、このエスティマのオートスライドドアに関しての不具合情報というものは公に上がってくる数はないということ。やはり考えられることは、レールの抵抗くらいではないかということだそうです。
とりあえず、今回はスライドドアの清掃などをして定期点検を終えました。追ってオーナーにアフターフォローの電話を入れて、多発するようならもう少し詳しく調べていくということになりました。
エスティマのオートスライドドアの不具合についてでした。
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