ちょっとした注意喚起です。
車にはヒューズがいくつも使われているのは、なんとなく聞いたことがあるのではないかなと。
例えばシガーライターが使えなくなった。という相談をしたときに、整備士からヒューズが切れていましたね。
こんな診断を受けた人も中にはいるかもしれません。シガーソケットをたくさんつなげて使うと負荷がかかってヒューズが切れてしまいます。
問題は、ここからです。
ヒューズっていうのは、その電気回路を保護するための安全装置です。
規定以上の電流が流れたら自らが切れることにより、回路をまもってくれるんです。
しかし、そのヒューズがおかしかったらどうか?
ネットで格安ヒューズが結構出回っています。
その中には、ちょっと怪しいものが混じってることがあります。
以前、シガーライターがよくダメになるという相談を受けました。その時に、持参されたヒューズでテストをしてみたんです。
すると、15Aのヒューズなのに、15Aを耐えられずに切れていたものがあったんです。
設定容量よりも早くに切れるのなら、まあ問題ないでしょう。
やばいのは、設定容量よりも大きな電流を通してしまうものがあったらどうか?
回路がショートしてヒューズが切れた。
そんな時に不良ヒューズがついていたら、想定外の電流が回路にながれてしまい、だめにしてしまうことが想像できます。
ヒューズって、役割と構造は非常にシンプルですけど、ちゃんと性能を担保してくれないといろいろなものを壊しかねません。
この経験があってからは、格安ヒューズも疑ってかかるようになりました。
ヒューズはできれば国産メーカーを選んだほうが安全です。
だめだった時のダメージがでかいですから。