キセノンとかHIDとかって言われているヘッドライト、ありますよね。いわゆる高電圧を使ってアーク放電するタイプのライトです。
昔の白熱球と違って、フィラメントに熱を持たせないから長寿命だ!
なんて鳴り物入りで登場してきた。
でも切れます。おいおいおいっていうくらい切れます。あの威勢はどこにいったんじゃ?っていうほど切れるのが現実です。
HIDって今までのH4のハロゲンと何がちがうのか?
ハロゲン球ってイメージすると電熱線。配線に電気を通して真っ赤に熱くなったものを利用して明るくしています。
ハロゲンバルブって、点灯した直後は非常に熱いです。触れません。
これに対してHIDっていうのは高電圧回路を使って、バーナーへアーク放電しています。物理的な電熱線であるフィラメントがないから長寿命だ!
といわれて納得できたんですけど、よく切れる。
物理的な故障で切れるのであれば、やむなしかなと思います。
しかし、片側が切れてほどなくしてもう片側も切れるという故障はどうでしょう?
普通にバーナーもハロゲンと変わらないやんって、突っ込まれてしまいます。
いや、ぼくがそう思ってるわけではなくて、現場で整備していると、ちょっと詳しいお客さんにそう突っ込まれるんです。返す言葉がなくなっちゃいますよね。
構造的には長寿命なんだろうけどよく切れる。
過走行の車なんかガンガン切れます。さすがに使い続けているとバラストもダメになってきてしまいます。
というわけで今日入ってきたアルファード。
ばっちりと切れてしまってますね。
反対側は半年くらい前に交換したばかりです。
普通のハロゲン球と同じようなタイミングで切れるのはやめてほしいです。
ということで、HIDも切れるのでどうせなら両方交換してください。
2個入りのバーナーがお勧めです。