車を車検に出すと、
「タイロッドエンドブーツが破けています。」
「ロアアームボールジョイントブーツの交換が必要です。」
「ドライブシャフトブーツが切れています。」
などなど、足廻りのゴムブーツの交換を指摘されたこと、ありませんか?
ではどうして、足廻りのゴムブーツが切れていると車検に通らなくなるか?
一言でいうと、放置しておくと危険だからに尽きると思います。どのように危険なのかはこちらをまずはご覧ください。
これはハンドルを切ったら動くタイロッドエンドのゴムブーツが切れた状態です。これを見てどう思いますか?
本来ならば奇麗なボールジョイントが見える部位です。
しかし、真っ赤錆な状態です。
ボールジョイントブーツの最大の役割は、水やゴミなどがジョイントにつかないように保護するためです。
ブーツが切れるとこのように内部が錆びてしまう。
するとどうなるか?通常ならボールジョイントって、動かすのに結構力が必要で渋い動きをします。
これが錆てしまうと、すり減ってしまいガタツキが発生するんです。
ガタが発生すると、段差を乗り越えた衝撃などで急にジョイントが抜けてしまう事があるんです。
例えばタイロッドエンドが抜けてしまうと、急にハンドルが効かなくなります。
ロアアームのボールジョイントが抜けてしまうと、タイヤが急に明後日の方向を向いてしまいます。
地味なゴムブーツですが、役割は非常に重要なことをしているんです。
錆びてはいけない人間の関節を守っているというイメージです。
人間でも関節がやせ細ってしまうとどうなるか?すぐに脱臼を起こしてしまう。普通なら関節って抜けませんよね。
ボールジョイントは錆びてしまうと細くなり、抜けてしまう事があるんです。
これを守ってるのがボールジョイントブーツです。
切れていてもすぐには問題は発生しません。しかししばらくその状態で放置すると、関節部がやせ細って、衝撃で抜けてしまう。
とても危険な状態になるので、車検の検査では切れていたら交換をしないといけないのです。
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