今から何年前のことでしょうか、僕が自動車整備士でも何でもないころガソリンスタンドでアルバイトをしていました。
一緒に働いていた上司と同僚。上司といっても僕より若干年上の社員さんです。その当時僕はアルバイトでした。
その上司が乗っていた車、確かマーク2だったと記憶しています。何気ない日々の中で、同僚がポツリ。
同僚「MHOさん、上司の車のシートカバーって何とかならないですかね?」
MHO「シートカバーなんかついてたっけ?」
同僚「ついてるじゃないですかー。あのカーテンのレースみたいな半分上にかかってるやつ!」
MHO「ああ、そういやついてるね。でもセダンって、ああいうのつけてる人多いよね。」
同僚「あれってめっちゃ、おじいちゃんって感じしませんか?」
MHO「そ、そう?いわれてみればよーく見ると・・・」
同僚「しかも上司ってMHOさんより少ししか年違わないっすよ!」
MHO「・・・・・」
レースのハーフシートカバー、ピンと想像できますか?そうです!昭和の頃からありましたよね。昭和から平成初期の頃、セダンの大多数に装着されていたやつです。
これです。
あーーーーー。いわれてみれば付けてる車多かったよねー。って。
最近はめっきり見かけなくなりました。僕が同僚とそんな会話をしていたのはずっと前の話です。その当時の同僚はまだ十代でした。
十代からみれば、ハーフシートカバーっておじいちゃんなイメージなんですね。
改めて、エゴサーチするとハーフシートカバーはダサいというイメージがネットではありました。まあかっこよくはないですよね。なんで上半分なんだ?しかも何故レースなんだろう。さらにはつけていて何か意味があるのだろうか?
今では1万円弱でオールシートカバーも買えます。結構いい素材です。僕も中古車を買って装着しました。シートが汚かったから。
もう絶滅危惧種になったかと思ったハーフシートカバー。何気なく新型車としてデビューが間近のトヨタヤリス。
ヤリスのカタログを見ているとびっくりした。
なんとアクセサリーカタログにちゃんとラインナップされてるじゃないですか!令和になって出てくる超大型新人のヤリスにラインナップされています。
オプションパーツで1台分11000円です。
しかもこのヤリスのハーフシートカバー、サイドエアバッグに対応しているとなっています。微妙に進化しているところが憎めない・・・。
これからヤリスがどんどんと街中を走るんでしょうけど、中にはレースのハーフシートカバーを装着している車体に巡り合うことができるかな?
その時はまた同僚とのやり取りを思い出すんだろうな・・・。