スペーシアにこっそりと4台だけのリコールが発生しました。
内容がドライブプレートボルトの交換です。どういうことかを実際のスペーシアでCVTをちょうど交換したことがあるので見てみます。
※この車はスペーシアベースです。
まず、不具合の場所などの解説から。
図でみるとこうなっています。
CVT(無段変速機)において、ドライブプレートとトルクコンバータを締結するボルトの締付けが不適切なものがあります。そのため、そのまま使用を続けると当該ボルトが緩み、脱落して異音が発生し、最悪の場合、脱落したボルトがドライブプレートとトルクコンバータハウジングの間に噛み込み、エンストして再始動できなくなるおそれがあります。
スズキHPより引用
このドライブプレートというのは、リングギヤと同じ役割をしています。
セルモーターを回せばドライブプレートのギヤに噛み合って、エンジンをクランキングさせます。
このネジが緩んでしまうと、どうなるか?
外れたネジがミッションケース内に落ちて、それが噛み込んでしまう。
仮にネジが噛み込まない位置に入ったとして、エンジンはかかるけれどミッションに動力が伝わらなくなって車は動きません。
こちらがミッション側のトルクコンバーター。ネジ3本です。
こちらのギザギザがドライブプレートです。トルクコンバーターとドライブプレートはネジ3本で締結されています。
ドライブプレートボルトは、サービスカバーを開ければミッションとエンジンを切り離さなくても脱着が可能です。
本来ドライブプレートボルトはきちんとした規定トルクで且つ、ネジロックなどを塗布して締め付けます。
このネジって絶対に緩んではいけないネジだからです。
おそらく締め付けトルク不足で緩む可能性があるのか、ネジロックの類を塗布されてないのか理由はわかりませんが、緩んでしまうんでしょう。
早めにリコールを受けてください。
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