そろそろ夏も終わりです。
涼しくなってくるとじきに冬がやってきます。冬の整備でたまに見かけるのがこんな光景。
オイル交換をしようとフィラーキャップを開けたら何だか白い物体がびっちりと付着している。
最初これの意味がよくわからなかったんで、調べたんです。
これはエンジンオイルの乳化という現象です。
オイルって水分が混入すると白く濁ってきます。
エンジンは空気を取り入れてガソリンと混ぜ、噴射して爆発しています。
この空気にも若干の水分が混じっています。エンジンって、完全暖機してしまえば油温も上がってオイルに混じった水分も蒸発していきます。
しかしエンジンが温まる前に止めてしまったりすると、水分が蒸発する前に内部へ残っていく。
エンジンのブローバイガスからの不純物や、結露などの水分が混じっていくとこのような白い固形物を生成していきます。エンジンによっても生成されやすいエンジンが多いです。
この乳化現象ですが、エンジンによって発生しやすいものとそうでないものがあると思うんです。
というのは、特定のエンジンに乳化が起きやすく、ほとんど乳化現象が見られないエンジンもあります。
これはブローバイの取り回しだったり、いろいろなものが複合的に噛み合っているのではないかなと。
ともかくエンジンによってオイルの乳化が起きやすいものとそうでないものが存在します。
ではオイルの乳化が認められた時どうするか?これは交換してしまえば何の問題もないです。
交換したばかりであれば、放っておいても大丈夫。
ただしレベルゲージを抜いて、ゲージに付着するオイルが白っぽく濁っていたら早期交換をしてください。
水分を含んでいて潤滑能力が落ちていますので。
乳化を防ぐにはできる限りエンジンを完全暖機させてから停止した方がいいですね。
ちょいノリはやめた方がいいんです。
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距離を重ねてきたエンジンは、多走行車などといった添加剤をいれることで、PCVバルブやブローバイをクリーニングしてくれるのでお勧めです。
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