ダイハツが追加で15万台規模のリコールを出しました。
2年前の燃料ポンプリコールの範囲拡大です。
今回はこのリコールの怖いところを改めて書いてみます。
このリコール、最終的にどうなるのかというと、燃料ポンプが止まってしまいます。
エンジンに燃料がいかなくなるので、走行中エンジンが停止してしまう。
よく考えると怖いことです。
考えてみたいのは、その不具合が発生するタイミング。これはいつ何時どこで起きるかわかりません。
もしかしたらエンジンをかけようとして、最初からかからなくなるかもしれません。
信号待ちでいきなり止まってしまうかもしれません。
高速道路で止まるかもしれません。
危険なのは、走行中に停止することです。特に高速道路でポンプが停止したら、追突される可能性だって出てくる訳ですから。
片側一車線のトンネル内とかの高速でポンプが停止したら、その状態で詰んでしまいます。すぐに三角表示板などをださないと、夜だったら追突されるかもしれないわけ。
人命に直結します。
そしてエンジンにとっても危険です。
というのも、エンジンってオイルで潤滑冷却をしているだけではなく、クーラントで冷却もします。
さらに、噴射する燃料でも燃焼室を冷却しているんです。
つまり、超負荷の全開走行時にポンプがパタっと止まると、燃焼室の温度が下がらずにエンジンブローする危険があると。
チューニングカーが、エンジンブローする原因でよくあるやつです。燃料は薄い方がふけてパワーがおいしく使えますけど、薄すぎるとブローする。
この燃料ポンプリコールって、乗ってる人間にとっても、車にとっても何一ついいことのないトラブルなんです。
あえてメリットを出すと言えば、燃料ポンプだって消耗部品です。もし10万キロくらい走ることができたのなら、このタイミングで新品に交換してもらえるのでラッキーかなと。
ただ、リコールを先延ばしにするのは絶対おすすめしませんので早急に受けてください。
いざという時のためにパープルセイバーなどを車に積んでおきましょう。
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