MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

指定粘度以上に硬いオイルを使うと、逆に焼き付きが発生する可能性

今度自分の家の車、オイル交換をするときは違うオイルを入れようかなと思ってます。

新型のシエンタハイブリッドは4種類のオイルが使用可能と指定されています。

0W-8

0W-16

0W-20

5W-30

今入れているのは0W-8の純正オイルです。これをこの前2回目の交換でまた使いました。

このペースで走っていくと、真夏にはオイル交換の時期に達しないとは思います。

今は燃費のデータをとってるところなので、通年を通して0W-8で行こうかなと入れました。

来年からは、夏には5W-30か0W-20あたり、指定されている中では硬めのオイルを入れようと考えています。

やはり硬いオイルの方が、油膜が厚いので外気温が高い夏にはエンジンにとっていいと思うからです。

では、指定されている以上の粘度のオイルを使うことはできるのか?というと、これはNGです。

まず最高の粘度が5W-30のエンジンに対して15W-50などのオイルをイタズラに入れようとすれば、オイルクリアランスが適正でないので不具合が発生する可能性があります。

あと、オイルがリターンするのに狭い油路を通ってオイルパンへ戻ってくるわけですが、この速度が遅くなります。

つまり相当強いGが発生したり急勾配などの場合、オイルリターンが追いつかずオイルを吸うことができなくなる。こういう弊害も考えられます。

メーカー指定のオイル粘度以外のものは使わないようにしましょう。

ちなみに、硬い粘度のオイルを入れると、オイル消費しているエンジンの場合、その消費量は減りました。

僕が乗ってる車は1000km走るごとにレベルゲージが半分くらいまでオイル減っていたんです。

そんなエンジンに実験として15W-50を入れてみたら、オイル消費は随分と緩和されました。

これは実験をしてみて分かったことでした。まあそれはKFエンジンに限りかもしれませんけど。

エンジンオイルも粘度によっていろんな変化が起きるということですね。

個人的には5W-30あたりが安定していていいんじゃないかって感じます。

 

 

 

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