ならないと思います。トヨタの電気自動車、bZ4Xですが、鳴物入りでデビューしましたが初っ端から出鼻をくじかれてしまいました。
箱根マラソンで実際に走って話題になりました。トヨタの電気自動車ってどのくらいすごいんだろうって。
日産のリーフをある程度は上回ってくるのかなどなど。
しかしながら、デビューした直後にハブボルト(タイヤを止めるネジ)が緩むということでリコール。
しかもこのリコールはなかなか解決できず、ユーザーへ使用をやめてほしいという通達を出すことに。
このあたりからも既にグダグダ感がでてしまいましたし、みんなが期待しているスペックが出ていなかったりで、鳴かず飛ばず状態です。
そんなbZ4Xですが、実はなかなかの潜在能力を持っており、今回はそれをアップデートで引き出そうということになりました。
1つ目として、bZ4Xはバッテリー保護の観点から急速充電は1日に2回目でという縛りがあったんです。
そんなこと言ったって、それ以上に移動をしないといけない人はどうするのか?
非常にこの縛りが厄介だったわけですが、今回のアップデートでこれを撤廃すると。
急速充電を1日に2回以上することが可能になります。
2つ目は安全マージンを減らして、後続可能距離を伸ばす。これはどういうことかというと、bZ4Xは走行可能距離が0kmになったとしても、完全には停止しないように制御されています。
いわゆる電欠を恐れてのマージンを持たせてあるわけです。これが他のメーカーよりも多めにとってある。それが故に通常の後続可能距離が少ない。
この見えていない部分の後続可能距離を見える側へ移行する。電欠までの時間はタイトになるけれど、ユーザーにお任せすると。
3つ目はバッテリーの残量を%表示にすると。今やスマホがバッテリーの残量が%表示なので、みんなそれに慣れています。
bZ4Xもそうしようと。
トヨタとしては、安全マージンを全てにおいて多めにとっていたわけですが、それはユーザー側からにすると、いらないと。
いざっていう時は困るだろうけれど、電気自動車のユーザーっていざっていうような使い方はしない人がほとんどです。
ではこれで巻き返しが図れるかというと、ちょっと難しいと思います。
トヨタの電気自動車は次に出てくる車あたりから軌道にのってくるんじゃないかな。
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