車検で外車が入ってくると、まずは情報を集めます。
それは何故かというと、オイル一つとってみても違ってくるからです。
そもそもが日本と欧州車ではオイルに求めている性能も違っています。
日本車のスタンダードなエンジンオイルって、粘度が硬くても5W-30。0W-20が殆どで、0W-16や0W-8というものも充填されてきています。
これに対して欧州車は5W-40という意外と硬めのオイルがスタンダードです。
日本の車って、省燃費であることが偉い!ということで、フリクションが低減できる低粘度オイルを採用しています。
オイルの粘度までも巻き込んで各自動車メーカーが燃費競争をしてきているからですね。
欧州車は日本みたいに省燃費というよりは、広大な国土を高い制限速度の状態でタフにい走ることが求められています。
そうなると日本の省燃費オイルなんか入れてはだめです。
ちゃんとした粘度のきちんとしたグレードのものを入れないといけません。
オイルに求めている性能に若干違いがあるからですね。
ということで、輸入車が入ってきたらどのようなオイルを使うべきなのかをチョイスしいながらのスタートになります。
汎用の外国車用オイルもありますが、それでもイマイチの時があります。
そんな時は純正を使うようにしています。純正オイルを使って不具合が出たのなら、しょうがないですからね。
特に一部の年代のVWは要注意ですね。タイミングチェーンにトラブルを抱えているので、オイル一つで一気に壊れる事がありますから。