MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

ベルトが切れると悲惨な結末になるので、距離走ってなくても古くなったら交換を

朝一本の電話からスタートしました。

 

お客さん「おーう!朝っぱらからすまねぇな。今現場なんだけどよぉ、なーんかばちって音がしてからいろいろランプが点いてんだよ!どうすりゃいい?」

 

この時点でデータを調べてみる。

 

どうもここの所ベルトを換えていないようでした。

 

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とりあえず、代車を積んでレッカーしてくると案の定ベルト切れ。

 

車はハイエースです。

 

補機駆動ベルトはしばらく交換されていなかったためなのか、外部から何かを巻き込んだのかは定かではないですが切れています。

 

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かろうじてオルタネーターベルトが1本だけつながっている状態です。

 

ベルトって、切れる時は一気に切れます。

 

この手の補機類1本ずつのベルトは1本が切れるとその反動で、違うベルトも巻き込んで切れたりします

 

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もちろん、ベルトが切れたら走れなくなるものもある。

 

切れても走行に支障がないなっていうのはエアコンベルトのみ。

 

パワステは効かなくなるし、オルタネーターはバッテリーが上がってしまうので駄目です。

 

ちょっと前のハイエースになると、交換作業も運転席シートを外したりして、結構な手間です。

 

亀裂が入っていなくても、5年位使っていたら交換したほうが無難です。

 

プーリーなどに問題はなく、ベルト交換だけでオッケーでした。