MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

タイミングチェーン使用車はSPグレードのエンジンオイルを使おう

ダイハツで言うとEFエンジンからKFエンジンに切り替わったとき、タイミングベルトからタイミングチェーンになりました。

 

そんなKFエンジンももう20年近くのエンジンになっています。

 

走行距離が8万キロ台ですが、エンジンチェックランプ点灯。

 

コードを見るとP0016。これはタイミングチェーンが伸びてしまい、バルブタイミングがずれているというコードです。

 

故障コードを消去すればしばらく再点灯しないというのは初期の状態です。

 

ひどくなってくるとエンジンが不調になって、排気ガスも基準値以上汚れてきます。

 

もちろん、エンジンチェックランプが点灯していると車検には通りません。

 

タイミングチェーンが伸びる原因はいろいろありますが、一番はエンジンオイルの管理です。

 

ベルトと違ってチェーンはオイルで潤滑されています。

 

オイル交換をサボっていると、ダイレクトにチェーンに負担がかかります。

 

そして、ちょっと見直したいのがエンジンオイルのグレードです。

 

この当時って、オイルのグレードが良くなかったんです。

 

いまのSP規格のエンジンオイルであれば、チェーンの摩耗を低減させるための添加剤が入っています。

 

そのため、オイル交換をする時はグレードをSPのものにしてあげるとチェーンの負担が減るのでおすすめです。

 

粘度に関しては使用できる粘度をちゃんと守ってください。