MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

ファンベルト(補機駆動ベルト)の役割と交換について

車のファンベルトは、エンジンの動力を他の部品に伝達する重要な役割を果たしています。具体的には、エンジンの回転運動を利用して、オルタネーター、パワーステアリングポンプ、エアコンコンプレッサーなどの補機類を駆動します。これらの補機類は、車の快適性や安全性に直結するため、ファンベルトの正常な機能は非常に重要です。

 

ファンベルトの役割:

  1. オルタネーター駆動: エンジンの動力を使って電気を生成し、バッテリーを充電します。
  2. パワーステアリングポンプ駆動: ハンドル操作を軽くするための油圧を生み出します。
  3. エアコンコンプレッサー駆動: 車内の空調を管理し、快適な環境を提供します。
  4. ウォーターポンプ駆動: エンジンの冷却水を循環させ、過熱を防ぎます。
  5. エアポンプ駆動:ロータリーエンジンのエアポンプを駆動しているものもあります。

ファンベルトの交換の意味: ファンベルトの交換は、摩耗や劣化による予期せぬ故障を防ぐために行います。交換時期の目安としては、走行距離や使用年数に応じて、メーカーの推奨する間隔で行うことが一般的です。また、ベルトに亀裂やほつれが見られた場合や、異音がする場合にも交換が必要です。

 

 

ファンベルト鳴きの原因

ファンベルト鳴きの主な原因は以下の3つです。

  1. ベルトの劣化: ゴム製のベルトは、経年劣化によって硬化したり、ひび割れたりします。硬化したベルトは滑りやすくなり、鳴きの原因となります。
  2. ベルトの張り: ベルトが緩すぎると、滑りやすくなり、鳴きの原因となります。逆に、張りすぎると、ベルトやプーリーに負担がかかり、早期劣化や破損の原因となります。
  3. プーリーの不良: プーリーが錆びたり、歪んだりしていると、ベルトがスムーズに回らず、鳴きの原因となります。

ファンベルト鳴きの対策

ファンベルト鳴きが発生したら、以下の対策が必要です。

  1. ベルトの点検・交換: ベルトの状態を点検し、摩耗や亀裂があれば交換します。
  2. ベルトの張りの調整: ベルトの張りを調整し、適正な張りになるようにします。
  3. プーリーの点検・交換: プーリーの状態を点検し、錆びや歪みがあれば交換します。

その他

  • ファンベルト鳴きは、放置するとベルトやプーリーの破損に繋がる恐れがあります。異音が発生したら、早めに点検・修理するようにしましょう。
  • ベルト交換やプーリー交換は、専門知識や工具が必要となるため、整備工場に依頼することをおすすめします。

 

交換しないとどうなるか: ファンベルトを交換しないと、以下のような問題が発生する可能性があります。

  1. バッテリー上がり: オルタネーターが駆動しなくなり、バッテリーが充電されなくなるため、エンジンが始動しなくなる可能性があります。
  2. ステアリングの重さ: パワーステアリングポンプが機能しなくなり、ハンドルが重くなり操作が困難になります。
  3. エアコンの不調: エアコンコンプレッサーが動かなくなり、車内の温度調節ができなくなります。
  4. エンジンの過熱: ウォーターポンプが停止し、冷却水の循環が止まることでエンジンが過熱し、最悪の場合エンジンが焼損する可能性があります。

以上のように、ファンベルトは車の様々な機能を支える重要な部品であり、定期的な点検と適切な交換が必要です。

交換を怠ると、車の性能低下や故障の原因となり、最悪の場合は事故につながる危険もあるため、注意が必要です。

車を安全に、そして快適に運転するためには、ファンベルトの状態を常に良好に保つことが大切です。

 

 

ベルト交換は3000円〜30000円くらい車によってかかります。