今日ですが、エンジン不調で2台の車が入庫してきました。
どちらもエンジンが止まりそうになっています。アイドリングが続かなくてストールしそうになっています。
結果を先に書くと1台はイグニッションコイルの不調。もう1台はISCの不調でした。
アイドリング時では似たような症状になっていますが、点火系と吸気系の不調はどのように切り分けていくのか?
まず見分けるポイントっていうのは、アクセルを吹かしてみてどうなるか?
点火系に問題をかかえている場合、失火を起こすのでエンジン回転に引っかかりを感じるようになります。
吸気系に問題を抱えている場合、アクセルを吹かすと普通にふけあがってしまう事が多い。ただしエアフロが故障していると、点火系と似たような故障になります。
そして点火系の故障はエンジンチェックランプを点灯するなど、何かしらのダイアグコードを残すことが多いです。
というのも特にトヨタ系統のダイレクトイグニッションって、配線が4つ。点火を促す配線と、点火をしたあとにECUに点火しましたよーという報告をしてくれる配線が存在します。
点火しました信号と整備士で呼ぶことがあります。
この為、失火を起こすとチェックランプがリニアに反応するのでわかりやすい。車によっては数トリップしないと点灯までしないかもしれませんけど。
点火系の故障はエンジンチェックランプを点灯しやすい。吸気系の故障はチェックランプが点灯しないことが殆どです。
エアフロなどのセンサが壊れてれば一目瞭然ですけどね。
吸気系で多いのは吸気ポートやISCがカーボンで固着をしていたり、通路がふさがってるケース。必要とされる空気がはいらないのでアイドリングが下がってしまう。
こんな感じになります。
吸気系の故障であれば、物理的にカーボンをとりのぞけば直ることがおおいです。