ウィッシュに乗ってる人から電話があり、出張で車を見てきました。
内容は、朝エンジンがかかりにくくてブースターを繋いでようやくかかった。
かと思えば、エンジンチェックランプなどが点灯しっぱなしになってるから見て欲しいというものです。
現場に診断機を持って繋いでみました。
まずはこのようにエンジンチェックランプやVSCランプなどが点灯・点滅状態です。
診断機を繋いで故障コードを読み取ると・・・
いろいろと入っています。
エンジンチェックランプはP1047です。
VSCの故障コードはこちら。
C1201です。
統合してみると、バルブマチック系統の不良です。
C1201はブレーキの負圧系統です。
バルブマチックはバルブリフト量を可変させるエンジンです。スロットルは本来不要になりますが、EGRを働かせるためについています。
が、負圧量は普通のエンジンより少ないので、バキュームポンプを備えてブレーキブースターを作動させています。
故障コードはどちらも辿っていけばバルブマチックになると。
パラメータを保存して、故障コードを一旦消去。
その後、ECUをデータモニタしながら何トリップも試しましたが、ペンディングコードにも上がって来ないので、現段階では正常復帰しているようです。
ただし、今後同じ故障コードが入ってくるようですと、バルブマチックコントローラーを含めた修理が必要になる可能性があります。
昔整備振興会で習ったんですよね。このエンジンが発売された頃。
平成21年頃の話です。
それがいよいよトラブルを起こし始めてきたなぁと。部品がASSY供給になるため、修理は高額になります。
完全に壊れたらリサイクル部品や中古を使うことになるかな。
オイル管理は抜群にいい車なんですけどね。元先輩整備士の車なので・・・。
今の車はPEA配合の燃料添加剤も重要になってきます。