MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

ブレーキの終わってしまったジムニー入庫、法定点検の重要さを身に沁みる

ジムニーがロードサービスで入庫してきました。

聞けば、ブレーキペダルが底まで踏み抜けてしまう状態で、まったくブレーキが効かない。

というものです。

入庫してきたジムニーを移動させようと、ブレーキを踏んでみたらなるほど床まで踏み抜ける。

サイドブレーキはワイヤー式なので、サイドブレーキを使いながら車を止めました。

 

フロント右のタイヤに対して

 

フロント左の荒れっぽさ。間違いなくフロント左で何かが起きています。

 

内側からみてみると、インナーのパッドがどうもなくなってます。

 

ブレーキローターも削れているところをみると、パッドがなくなってそのまま使い続けて、キャリパーからパッドが脱落してピストンが飛び出た。

フルードが漏れ漏れになったため、ブレーキが効かなくなったと。

 

この車は8月に法定点検の時期でした。もちろん誘致はしましたが入庫にならず。

 

もし夏に法定点検を受けてれば、その時にブレーキパッドを交換してこうはならなかったんだろうなって。

 

車を仕事に使ってる人や通勤距離が長い人、車がないと困る人は必ず法定点検も受けてください。

 

年末にこうなっても部品が間に合わないとどうしようもできませんので。