S211Jでセルモーターが回らないときがあるという相談を受けました。
まずは症状を再現してみようと、何度かキーを回してみるものの、今日に限っては普通にセルモーターが回ってしまいます。
取り合えず、一つずつ点検していきます。
症状が出ないと非常にわかりにくいのですが、ひとまず操作した感覚からイグニッションのキースイッチは除外。
他を当たってみます。
最初に点検したのはバッテリー。本体の健全性、充電量は問題なし。
ターミナルの腐食などもまあ大丈夫そうです。
それでは、セルモーターの方を見てみます。
セルモーターをみてみたら、塩害を受けているようです。
しかもよく見るとすでにリビルトセルモーターへ交換がされているようです。
リビルトに交換済みで、この色合いか・・。なかなかの地域で使っているようです。
配線をチェックしていくとやはり気になる箇所が。
C端子にかなり緑青がふいています。
ひとまずこいつを磨いてみました。
ただ、今日は症状が出ないのでどうしようかなとC端子側を触ってみたら・・・
ご覧の通り根本からポッキリともげました。
おそらく原因はこれですね。断線寸前だったんでしょう。
カプラを修理して終了です。
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塩カルによる塩害は至る所に発生します。