ソースはヤフーニュースより。読売新聞の記事ですね。
公用車の車検切れ 発覚が相次ぐ#Yahooニュースhttps://t.co/TQgczc4EOM
— チームMHO 猫系自動車整備士YouTuber (@teammho) May 12, 2023
車が生活必需品の人からすると、そんなバカなことあるのか?
と理解に苦しむかもしれません。でも全然あり得ます。
この手の問題で、一番原因だと思うことは何か?
自分の車じゃないということ。そして、みんなで共有しているということに尽きます。
整備工場で勤めている僕も、社用車の管理をしてます。
うちの営業所でも代車や事故用のレンタカーを15台以上所有しており、そのすべての管理を僕がしています。
みんなで共有している車なので、定期点検や車検の時は使ってもらっては困るのです。
自動車整備工場なので法定点検もすべて実施します。
そして指定工場なので、車検の検査も自前です。
先日、まさにうちの代車を車検していました。業務班と整備班、そして検査班の全てに所属してる僕は、とりあえず車検の日程を決めて、その代車の整備予約を入れた。
そして作業指示書を作り、整備班の後輩に整備を依頼。整備が終わって、完成検査を僕がしようかと思ったけど、予約の作業をやらないといけないので、違う後輩検査員に検査を依頼。
検査が終わって、保適を切ろうとしていたら、営業がその車を乗り出そうとしていました。
おいおいおい、まだ車検中で検査の最中です。保安基準適合証を発行する段階なのに乗れるわけないだろと。
つまりはこういうことなんです。
「誰かが管理してるからいいだろう」
という甘い考えが、共用車の車検切れなどを引き起こすのです。僕はもし車の代車やレンタカーなどを借りる時は、必ず車検ステッカーを確認します。
以前あったんです。違う板金業車が出してくれた代車をみたら、まさかの車検切れだった・・・。
こんなの代車で出してくる意味がわかりません。というか、走っちゃいけないやつですから。
そのため、僕は違う車に乗る時は必ず車検ステッカーを確認する癖をつけています。
お客さんの車を整備で引き上げる時もです。自分の車は自分である程度の満了日を認識していますが、普段乗らない車だと100%車検が残ってるかというとそうではない可能性がある。
そんな車で事故をしてしまったら、自分の責任になりますから。
公用車の整備もよく依頼を受けます。市町村だったり、県のものだったり。市の所有の軽自動車は納税証明書ってないんです。
軽自動車は市税なので、市で所有する車は自動車税が発生していない。そんなことも初めて知りましたからね。この業界に入って。
市町村や県で働く人は異動があるので、担当者が変わると車両の管理が甘くなることがある。そういう時に車検切れが発生したりするんです。
いずれにしろ、管理体制が甘いとしか言えないんですけどね。
皆さんももし代車やレンタカーを借りる時って、必ず車検ステッカーを確認したほうがいいですよ。
自分たちで管理するのができなければ、車両をすべてリースにすればいいんですよね。整備などメンテナンスのみのリース契約もできるので。
責任は借りて乗ってる人間にも降りかかってきますから。
YouTubeもやっています。いろんなグッズを試したり、実験を車でしていますのでよかったらチャンネル登録お願いします。
サブチャンネルの2本目の動画、完成して公開しました。チャンネル登録お願いします。