MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

公用車の車検切が切れていたのに使っていた・・こんな問題が増えている原因は?

ソースはヤフーニュースより。読売新聞の記事ですね。

 

 

車が生活必需品の人からすると、そんなバカなことあるのか?

と理解に苦しむかもしれません。でも全然あり得ます。

 

この手の問題で、一番原因だと思うことは何か?

自分の車じゃないということ。そして、みんなで共有しているということに尽きます。

 

整備工場で勤めている僕も、社用車の管理をしてます。

 

うちの営業所でも代車や事故用のレンタカーを15台以上所有しており、そのすべての管理を僕がしています。

 

みんなで共有している車なので、定期点検や車検の時は使ってもらっては困るのです。

自動車整備工場なので法定点検もすべて実施します。

そして指定工場なので、車検の検査も自前です。

 

先日、まさにうちの代車を車検していました。業務班と整備班、そして検査班の全てに所属してる僕は、とりあえず車検の日程を決めて、その代車の整備予約を入れた。

 

そして作業指示書を作り、整備班の後輩に整備を依頼。整備が終わって、完成検査を僕がしようかと思ったけど、予約の作業をやらないといけないので、違う後輩検査員に検査を依頼。

 

検査が終わって、保適を切ろうとしていたら、営業がその車を乗り出そうとしていました。

 

おいおいおい、まだ車検中で検査の最中です。保安基準適合証を発行する段階なのに乗れるわけないだろと。

 

つまりはこういうことなんです。

 

「誰かが管理してるからいいだろう」

 

という甘い考えが、共用車の車検切れなどを引き起こすのです。僕はもし車の代車やレンタカーなどを借りる時は、必ず車検ステッカーを確認します。

 

以前あったんです。違う板金業車が出してくれた代車をみたら、まさかの車検切れだった・・・。

 

こんなの代車で出してくる意味がわかりません。というか、走っちゃいけないやつですから。

 

そのため、僕は違う車に乗る時は必ず車検ステッカーを確認する癖をつけています。

 

お客さんの車を整備で引き上げる時もです。自分の車は自分である程度の満了日を認識していますが、普段乗らない車だと100%車検が残ってるかというとそうではない可能性がある。

 

そんな車で事故をしてしまったら、自分の責任になりますから。

 

公用車の整備もよく依頼を受けます。市町村だったり、県のものだったり。市の所有の軽自動車は納税証明書ってないんです。

 

軽自動車は市税なので、市で所有する車は自動車税が発生していない。そんなことも初めて知りましたからね。この業界に入って。

 

市町村や県で働く人は異動があるので、担当者が変わると車両の管理が甘くなることがある。そういう時に車検切れが発生したりするんです。

 

いずれにしろ、管理体制が甘いとしか言えないんですけどね。

 

皆さんももし代車やレンタカーを借りる時って、必ず車検ステッカーを確認したほうがいいですよ。

 

自分たちで管理するのができなければ、車両をすべてリースにすればいいんですよね。整備などメンテナンスのみのリース契約もできるので。

 

責任は借りて乗ってる人間にも降りかかってきますから。

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