MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

車のブレーキパッドの交換費用をクラス別に試算してみた

整備作業の中で、オイル交換に次いで皆さん興味深いものはブレーキパッドの交換のようです。

検索を探ってみると、多くの人がブレーキパッド交換について調べているので、ちょっとまとめてみました。

車のクラス別でどの程度ブレーキパッド交換は費用がかかるのか?

 

 

先に結果をまとめておきます。

 

軽自動車:14000円程度

ワゴンR・ムーブ・ライフetc

小型車(5ナンバー):16000円程度

マーチ・ヴィッツ・フィット

普通車(3ナンバー):18000円程度

クラウン・エスティマアテンザ

スポーツカー:50000円程度(装着されているブレーキパッドで金額が大きく変わる)

フォレスターなどSTI

外国車:30000円程度

ゴルフ・BMW・ベンツ

 

内容については以下を参考にしてください。

 

ブレーキパッド交換は点検と車検で同時にやった方がお得

まずブレーキパッドの交換前提として、車検整備や法定12ヶ月点検と一緒に作業をした方が工賃が安くなります。

なぜかというと、車検と法定点検にはブレーキまで分解して点検する作業が組み込まれています。

極端な話、ブレーキパッドだけの交換だと作業指数が1時間弱。これが車検同時だと0.5時間になる。

つまり工賃が半額になるわけです。

ブレーキの状態まで点検するわけだから、そこから交換する作業と、最初からブレーキパッドの交換だけを目的にした整備とでは工賃が違う。

車検や点検でブレーキが減ってるよと言われたら、素直にそこで交換した方がお得になるんです。

追加でブレーキのOHが必要になることも

単純にブレーキパッドだけ交換してほしい!と思っても、分解してみたらブレーキシステムをOHしないといけなくなるパターンがあります。

概算で14000円くらいの作業に追加でプラス10000円くらいかかったりする。

 

それはなぜかというと、ブレーキパッドを外してキャリパーの状態を点検した時、上の写真のようにダストブーツが破けて錆びついて固着していることがあります。

 

こんな状態のブレーキキャリパーに新品のパッドを組んでもだめです。

追加でオーバーホール作業が入る可能性もあるということになります。

 

そしてブレーキローターが錆びついていたら、パッドだけ交換してもダメなので、修正研磨をしたりローターも交換が必要になることがあります。

 

これはブレーキローターの状態に左右されます。

 

最後に使っているブレーキパッドによって、金額は大きく変わってきます。

 

フォレスターSTIのブレーキパッドを交換したことがありましたが、純正ブレンボのブレーキパッドが部品代で5万円もしました。

 

同じ車種でも、使われてるパッドによって、部品代が大きく変わってきます。

 

ブレーキって、車にとって一番大事な部分ですので、ケチらないでどんどん交換していった方がいいです。

20年もブレーキが減ってない車とかありますけど、パッドの摩材が剥がれそうになってるものもあります。

 

古いブレーキも注意が必要です。

 

 

ブレーキパッドを組むときは、こちらワコーズのブレーキプロテクターが非常にグッドです。

 

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