アクアに乗ってる人から、最近うまく始動ができないことが多いという相談を受けました。
話を聞くと、プッシュスタートを押して動き出そうとしたら動かない。
よくみたらREADY表示がない。
メーターはちゃんと電気がついていて、何回か繰り返すと動き出す。
内容はこんな感じです。
結果を先に書くと補機バッテリーが弱っていたということでした。
ちょっと順を追って書いてみます。ハイブリッドカーの補機バッテリーが上がりそうになるとどんな症状がでるのか?
アクアを動かそうとする一連の動作をまずは振り返ります。
ブレーキペダルを踏みます。
続いてプッシュスタートを押す。
問題なければこのようになり、ハイブリッドシステムが立ち上がります。
Pの下にREADYマークも出ています。
補機バッテリーが上がりかけると、こんな感じになります。
プッシュスタートを押しても、写真中央のP←のオレンジ色の表示灯。
そしてバッテリー充電警告灯がそれぞれ点滅。
何度か試してタイミングが合えば、ハイブリッドシステムが立ち上がりますが、動かない時は概ねそんな感じです。
普通のガソリン車やディーゼル車の場合、プッシュスタートを押したりキーを捻ったりするとセルモーターが回ります。
セルが回ってエンジンが始動するので、バッテリーが上がったのかどうかという判断がしやすいです。
しかしハイブリッドの場合は、システムを立ち上げるのに補機バッテリーを使っています。
トヨタハイブリッドシステムの場合、セルモーターがなく、ハイブリッドモーターを回してエンジンを始動させます。
ハイブリッドシステムが立ち上がって、ハイブリッドバッテリーの状態がよければすぐにはエンジンがかからない。
なので、バッテリーが上がり始めると、その違いに気が付きにくいです。最終的には補機バッテリーが上がると、ハイブリッドシステムが立ち上がらなくなります。
アクアの場合は後部座席の下にバッテリーがあります。
作業性が悪いです。
30プリウスはトランクにバッテリーが付いてます。
もし完全にバッテリーが上がってしまった場合、プリウスの場合バックドアが開けられません。
そのため、スマートキーの中の鉄製のキーを使って運転席ドアを開錠する→エンジンルームを開ける→エンジンルームの救援端子に12Vを繋ぐ→バックドアを開けてバッテリーを変える
とこのようなフローになります。新型のシエンタもバッテリーはトランク部分についているので、同じ動作が必要になります。
バックドアを開閉するのがレバーではなくてスイッチになってるので、バッテリーが上がってしまうと開けられないのです。
ということで、ハイブリッドカーのバッテリーは早めに交換しましょう。
僕はなるべくバッテリーを長持ちさせるために、デサルフェーターをつけています。
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