今週、日野自動車に新たな不正が発覚しました。
今までは中型以上のエンジンに不正があったということですが、今回発覚したのはOEMダイナなどにも搭載される小型のエンジンです。
不正が発覚した経路もよくないです。
当初、国交省からの指導が入り、自浄作用で変革に向けて頑張っていたはずの日野自動車。
しかし、今回の不正を見抜いたのは国交省です。つまり、不正からの再生をしている最中、自分たちではわからなかった?不正を国交省側に指摘されてしまったと。
考え方はいろいろで、本当にその不正に気が付かなかったのか?
それともそれはわかっていて黙っていたのか?
どちらにせよアウトです。不正に気が付かなかったというのであれば、それはもはや日野の体制がよくない。
そして黙っていたら、さらに会社自体がおかしいです。
今後の日野の再生への道筋を考えてみましたが、騒音規制などでエンジン車が厳しくなる中で、新型のエンジンを今から開発できるのか?
そもそも、技術力が足りないから不正をしているようなので、もはやエンジンをあきらめるしかないのではないのかなと思います。
新しいエンジンを開発して、認証を取り直したとして、そのエンジンを何年間販売できるのか?
自動車メーカーはカーボンフリーへシフトしていかないといけないので、今から新開発は厳しいでしょう。
不正をしたエンジンを改良するというのが一番近道だと思いますが、そもそもその技術力が足りないから不正をしているのであれば本末転倒です。
ここはもう思い切って電動化にシフトするのがベストなんじゃないかなと。燃料電池の技術をトヨタからもらって、新しいパワーユニットは燃料電池にするのがいいのではないかなと。
ただし水素ステーションの数や稼働率はかなり少ないので、大きなタンクを積んで、一回の走行でかなりの距離を走れるようにしないと厳しいですけどね。
頑張れ日野自動車!