3月末に国交省から日野自動車に対して、型式指定の取り消しを言い渡されました。
エンジンの型式指定を取り消されるとどうなるかというと、簡単にいうと新車を製造するときにそのエンジンを積んで販売ができないということです。
例えばデュトロを例に挙げるとN04Cというエンジンを積んでいます。
このデュトロ自体を販売できないのかというと、そういうわけでもありません。
逆にいすゞから4JJ1という小型のエンジンをOEMしてもらって載せれば、販売できるわけです。
いすゞとトヨタはまさにこれをしていたわけで、コースターなども一旦販売停止となりました。
違うエンジンを積むのか、それかエンジンをちゃんと改良して、再度型式指定を取り直すのか。どちらかになりますね。
技術的な問題で不正をしていたとなれば、現行エンジンで発表していた性能を保持するための改良をするのは難しいのか?
新しいエンジンを開発しなおすというのは、さらに現実的ではないので。どうしたもんですかね。
やはりいすゞやら三菱ふそうからエンジンをOEMしてもらうのがいいのではないかなと思います。
でも、4機種のエンジンに及ぶのでそれをやると、自動車メーカーとしての立ち位置も微妙だよなと。
いずれにしろ起こしてしまった問題はかなり深刻だと思います。