どんどん沼にはまってきたトヨタバッシング。
ことの発端は、不正が発覚したところからです。

不正が発覚したのはトヨタ、ヤマハ、ホンダ、スズキ、マツダ。このうちトヨタを除く4つの会社は、問題なし!
とお墨付きが出て、生産停止を解除されています。
しかしトヨタはまだヤリスクロス、カローラフィールダー、アクシオの3車種の生産停止が解除されてません。
不正をした!という内容なんですけど、例えば衝突試験で50度のデータを提出しないといけないところをより厳しい65度のデータを提出したと。
1100kgの試験を1800kgというより過酷な試験でテストしたデータを提出したと。
だけど、国交相はそれが一概により厳しいデータだとはいえない!と却下しています。それらを受けて、トヨタの会長さんであるモリゾウさんバッシングが止まらない。
日本で頑張る気が起きない・・・
という言葉を切り取られ、大バッシングに発展しています。
自動車業界の片隅で働いている身としては、バッシングしている人の気がしれない。
トヨタを擁護するわけじゃないですけど、トヨタをダメだとするのなら他のメーカーにOKを出しちゃダメでしょう。
そして、トヨタの3車種において、未だ生産停止を解除させないのであれば、何が問題なのかリコールをしないといけないのかなど、根拠を提出してもらわないと、整合性があわなくなってきます。

ここからは企業というものについてになります。
トヨタが生み出している経済効果ってどのくらいか想像したことがありますか?それらみんな雇用を生み出して、税金として納め、外貨を稼いで日本を支えています。
では仮にトヨタが日本を出て行ってしまったらどうなるのか?多分文句を言ってる人はそこまで頭が回らないのかもしれない。
豊田会長の報酬が16億円と報じられ、そんなにもらっていてけしからん!みたいな空気がありますけど、これ、世界規模で見るとべらぼうに低いですからね。
みんなトヨタに稼いでもらって暮らしが成り立っていることを理解していない。
トヨタが海外へ出てしまったら、日本では失業者が軒並み増えます。サプライヤーと言われるトヨタ系のパーツを作ってる会社だってどんどんと倒れていく。
僕も自動車整備を生業としていますが、トヨタがもしなくなったとしたら、かなりの影響が出てきます。

次期アメリカ大統領が、大半の予想通りトランプ大統領に見通しが高いです。
トランプさんになったら、これまでの電気自動車GOGOから一点、化石燃料GOGO!に戻してきます。
すると、ホンダなんかエンジンはやめた!と宣言してますが、どうするのか?
トヨタは先見の目があり、きちんといろんな方面で対策をしてきています。電気自動車だって、トヨタの次世代型電池が完成すれば、それがゲームチェンジャーになると思っています。
今の電気自動車の電池って、耐久性で心配されています。三元系リチウムイオン電池は熱に影響されやすく、充電回数も限られています。
中国勢が作っている電気自動車はリン酸鉄リチウムイオン電池で、従来のリチウムイオン電池の充電回数を10倍以上しても大丈夫なんです。
今家庭でも導入されているポータブル電源ありますよね、AnkerとかEcoとかジャクリとか。あのほとんどがリン酸鉄リチウムイオン電池ですからね。
そしてトヨタが開発している次世代型電池が、バイポーラ型のリン酸鉄です。これが完成すれば、多分全個体電池なんか不要になるんじゃないかって。僕は思ってます。
充電回数も3000回したとして、その後も80%の性能を保持できるとしたら。
一充電で300km走れたとして、3000回の充電で90万キロ使っても、性能は80%を維持できると。
あとは電池の量を増やしたり減らしたりして、航続距離を選択して貰えばいいと。
中国BYDの電気自動車は既にリン酸鉄を積んでいますけど、車の耐久性や整備の部門で非常に不安があります。大丈夫かもしれないけど、まだそれって20年くらい使ってみないと答えがでないでしょう?
でもトヨタがこれらを超える電池を作ってくれるのならアフターフォローは心配なしので、僕は次の車は電気自動車でもいいと思ってます。
トヨタをバッシングするっていうことは、そういうことなんですよね。自分たちの暮らしを守ってくれているのもトヨタなんです。
国交相は何かしてくれますか?国交相の皆さんの給料だって、トヨタが生み出している利益からの税金で支払われているんです。
トヨタをバッシングするんじゃなくて、日本で自動車産業を一丸となって世界と戦わないといけないのに、何をやってるんだかと思います。