今まで日本って、電気自動車に関しては世界のパイオニアの立ち位置にいたと思うんです。
三菱のアイミーブと日産初代リーフの時代。ただ、あのころからどれだけ進化したかというと、はっきり言うとまだまだです。
初代リーフやアイミーブが出てからもう10年以上経過しています。
10年経過して、周りを見渡せば他の国産電気自動車がどれだけでているか?
パッと思いつくのはホンダeやマツダのMX30-EV。と、ラインナップが悲しいほど増えていません。
理由は何故かというと、エンジン車とのコストバランスをひっくり返せるほどの電池が進化していないという点。
もちろん初代リーフの頃よりはずっと今のリーフの電池の方が優れています。
しかし、普及するにはまだまだというところにあります。
佐川急便が軽自動車クラスの電気自動車を中国からまとめて買うとニュースに出てきました。
今って中国は進化してますよ。電気自動車の電池。
これが非常にまずいと考えています。
というのも、日本で電気自動車が爆発的に増えるのって、ガソリンとの価格差がなくなるあたり。
おそらく軽自動車で200万を切れるかどうかというのがポイントになってきます。
日本のメーカーでそれを最初に実現できそうなのが日産と三菱あたりだと思うんですが、その前に中国にやられてしまうと思う。
僕も電気自動車に乗ったことが何度があります。
初めて電気自動車に乗ってみれば、すごく感銘を受けると思うんです。
乗り味は違うし、静かだし、それでいて力強い。
さらには燃料コストが非常に安い。僕も8人乗りミニバンなどで4WDの電気自動車が出たら欲しいと思っています。
軽自動車で200万円を切る電気自動車。これが中国からやってきたとき、日本のメーカーはどうやって太刀打ちするのか?
スズキとダイハツは非常に厳しいと思います。トヨタがこれで電気自動車に本腰を上げてきましたが、電池はもはや中国に追い越されて追い付けないようなところにあるかもしれませんね。
PHVやPHEVがもう少し多く出てきていればというのもあるし、だけどそれって結局日本の電池メーカーのキャパを超えてしまっているのが問題なので。
パナソニックががんばったとしても、中国からやってくる電池は強敵すぎますから。
中国からやってくる電気自動車、最初は物珍しさ半面怖さもあると思います。
佐川急便が実際に使いだしたらそれが分かりますからね。
もうちょっとミニキャブミーブなどが頑張ってくれればなぁって。農家って気が付いてないんですけど、電気自動車の軽トラックの方がよっぽどいいんですよ。使い方的に。
農家は基本畑から畑までのチョイ乗りしかしない。なのでエンジンとオイルが厳しい。
多くの農家はミニキャブミーブの可能性に気が付いていないだけ。ミニキャブミーブの航続距離で十分なんです。
僕が決定的に農家にお勧めできない理由はミニキャブミーブには4WDがないという点だけ。
もし4WDが存在したら、農業にとってこれほどマッチする車はなかったのにな。残念。