7月21日にトヨタとスズキ、ダイハツが合同で記者会見しました。
スズキとダイハツがCJPに参加するということと、商用車などを協業するというものです。
今佐川急便が配達用に電気自動車の軽バンを大量に導入しています。これ、日本のEVではなく、佐川がこうしてほしいという要望をもってファブレス式で柳州五菱汽車が製造をしているものです。
中国の企業が製造にあたっていますけど、細かい部分は日本企業のAFSが設計しています。
今、電気自動車やプラグインハイブリッドは海外や中国がすごい勢いで作っています。
日本はどうなのかなっていうと、PHEVやPHVのラインナップはほとんど変わっていませんね。
これって、理由があって、例えばトヨタは去年からRAV4のPHVを販売していますけど、PHVバッテリーの製造が追いついていないのです。
パナソニックが電池を担当しているようですが、需要に対して供給が追い付いていない為、新型モデルもなかなかPHVが出てこない。
日本国内の内製バッテリーで勝負してきた自動車メーカーも、海外のリチウムイオンバッテリーを使うようになってきました。
ホンダなどがいい例ですね。
と、いうわけで話を冒頭に戻して軽自動車の商用車です。
これ、本当にむかーしから思っていたことですけど、みんな気が付いてないだけなんですよね。軽の商用車って、ガソリン車よりも絶対に電気自動車のほうがいいっていうこと。
例えば農家や漁業で使ってる軽トラック。軽トラックの1日の航続距離って、近間の畑などに行くだけという使い方が非常におおい。
その為、実は走行距離があまり進まなかったりするわけです。十分EVで賄える距離です。
しかも高齢化社会になってきて、ガソリンを自分で入れるのが億劫な人が多く、整備で預かるとガソリンも満タンにしておいてと言われるオーダーの多い事。
EVなら自分の家で充電ができます。田舎の一軒家ならすぐに200Vの工事なんかあっという間です。
エンジンと違って、しばらく乗らなくてもパッと動き出せるのがEVのいいところですし。
あと配送業も最終的には軽の箱バンで輸送していますよね。田舎って。狭い道が多かったり、利便性が高かったりするからですけど。
この最終ラインを電気自動車にすると、ガソリンのコストが一気に減らせるわけです。
150kmほど走れるバッテリーを搭載しておけば、最終ラインの配達には間に合うでしょう。それを超えるものはガソリン車で走ればいいです。
軽の商用車って絶対EV向けなんですよね。三菱もものすごく先見の目があって、せっかくいい技術持っていたのに、もったいない。
もっと突き詰めていけばミニキャブミーブってたくさん売れたんだと思うんです。
あと4WDがあったほうが絶対にいいです。雪国では4WDじゃないと全く冬は使えません。