日産のサクラがかなり売れているようです。
政府からの補助金の後押しもあって、EVがガソリン車と価格を同等にまで押し下げてくれているので、当たり前なのかもしれません。
しかし、そのサクラですが不満があるのです。
それは何かというと、やはり電池。
8年16万キロを保証してくれるリチウムイオン電池を搭載してきています。
初代リーフの時代に比べると、比べ物にならないくらい性能が上がっているのは間違いないです。
しかし、鳴り物入りでデビューした車だけに、できればリン酸鉄リチウムイオンを搭載してきてほしかったなと。
リン酸鉄リチウムイオン電池は、リチウムイオン電池よりエネルギー密度は低いものの、長寿命で燃えない安全性があります。
テスラや中国のBYDはすでに搭載をしてきています。
電気自動車のブレークスルーは全個体電池と言われていますけど、その前の段階にリン酸鉄リチウムイオン電池が無視できません。
三菱のアイミーブとミニキャブミーブ。この2車種の10.5kWhの電池を搭載しているモデルがあるのですが、この電池がリン酸鉄リチウムイオンに近い特性を持っています。
東芝のSCiB電池です。これが凄くて、市場に出ているアイミーブとミニキャブミーブの電池は10年近くたってもその容量を100%キープしている個体が多い。
リン酸鉄リチウムに近いのです。
東芝はこの電池の次世代型を開発中で、これを搭載してきてほしかったなと。
すると、電池寿命がさらに長くなるので、劣化の心配をしなくていいわけですから。
日本車のEV勢は東芝の新開発電池を搭載していってほしいです。