MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

お客さんにそんなところ直さなくてもいい!と、言われても修理しないと車検に通らない箇所

ここ最近、お客さんとの間で問答がかなり繰り広げられています。

多いのがお金の支払いが厳しい人たち。車検整備で修理しないといけない箇所を伝えると、決まって

「そんなところやらなくていい!」

の一点張りになってしまうパターンです。

しかし、やらないと車検に通らないので、ブレーキパッドが1mmだろうが車検は通りますが、修理をしないと車検に通らない部位があるのです。

一番反発を食らうのがこちらです。

ワイパーゴムですね。ワイパーゴムって、ブッチ切れてると視界を確保できない為、車検に通らないんです。

で、それを伝えると

「そんなもの替えなくていい!」

と反発を食らう部品ナンバー1だと思います。

自動車の前面ガラスに備える窓ふき器は、視野の確保に係る性能等に関し、視認等その他適切な方法により審査したときに、前面ガラスの直前の視野を確保できる自動式の窓ふき器(左右に窓ふき器を備える場合は、同時に作動するものであること。)でなければならない。 この場合において、窓ふき器のブレードであっ て、老化又は損傷により著しく機能が低下しているものは、この基準に適合しないものとする。(細目告示第 225 条第 1 項関係)細目告示より引用

 

このように書いてありますからね。検査基準の細目告示に。

続いて反発が大きいのがタイヤ。タイヤは高額な部品なので、反発されるのもわかりますけど、乗用車なら残り溝が1.6mm残ってないと車検に通りません。

一部分は1.6mmあるけど、そのほかはツルツルっていうのもダメです。

全周にわたって溝がないとダメなんです。それを伝えても

「これなら通るじゃねえか!通せ!」

と言われることが多いです。この前もおじいさんに激怒されました。でもツルッツルのタイヤでしたからダメですよね。

そして、シートベルトの警告灯。

これが点かない車があるんです。シートベルトをしない人って、常に警告灯が点灯しっぱなしです。

すると、ちゃんとシートベルトをしている人よりも、点灯している時間が長いために切れてることが多い。

電球だけで済めばいいんですけど、シートベルトのキャッチがスイッチになっていて、そこがダメだとキャッチを交換しないとだめです。

さらには、シートベルトのキャッチだけで部品が出ない場合がある。その時ってシートベルトを丸ごと買わないとダメなんです。

数万円に上る修理代が発生するので、これまた大反発されてしまいます。

しかし、これって国の検査で決まってることなのでどうしようもできません。目を瞑って車検を通せなんて不正は絶対にできませんので。

話を聞いてくれない人が増えてきました。文句を言いたいのならその法律を変えてください!

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