MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

整備士の身だしなみについて、随分変わったと思う今日この頃

僕が自動車整備士になったころの話をまずしてみたいと思います。当時は自動車整備士のイメージって、チョイ悪の兄ちゃんが働いている職場。というとわかりやすいですかね?まさしくそんな場所でした。

先輩はくわえタバコをしながら工場へ登場。元ヤンキー、元暴走族、今オタク、一人仙人。こんな先輩ラインナップでした。

不思議なことに、ヤンキー系とオタク系にわかれていたのが整備の現場。僕も若いころは髪の毛を染めてタバコをプカプカ吸っていた人種でした。でも工場に就職が決まってからは黒髪にしました。

当時は他の整備工場と交流もあったわけですが、そこの整備工場の整備士ラインナップがまたすごかった。ツーブロックっていうか、もはやモヒカンみたいな兄ちゃんに時代を超越したスーパーリーゼントもいた。

それが許されていた平成初期の整備界。今はどうか?僕の周りの整備士で当時から親交がある人間はみーんな髪の毛は黒く染めてピアスも外してます。

とにかく身だしなみに気を付けないと駄目だ!ということになったので。

みんな不健康そうなオーラを放っていますが、当時とは比べ物にならないくらい身だしなみはピシッとなりましたね。帽子をかぶってる整備士のほうが少なかったけど、帽子はみんな着用です。つなぎも汚れたものは着てはいけない。

髪型で個性を演出しようとツーブロックの刈り上げ部をかなり上部までもってきてる人間はまだいますけど。髭も当然NGです。

そんな会社になりました。

ここで疑問ふとした疑問です。我々男性整備士たちは、身だしなみだ!といわれて絶対に髪を染めることをNGとされ、ガチガチの規律のなかで働いています。しかし、女性事務員さんは髪の毛を染めても若干はOK。

これって差別じゃね?って同僚整備士が嘆いていました。

そういわれてみれば他の会社も男性で、髪の毛を染めてる人はほぼ見かけなくなりました。自営の土建屋さんや塗装屋さんなどは、まだまだいまいますけど。

会社に属してる現場系サラリーマンはみんな黒髪ですね。でも女性事務員さんは茶色もまだまだいます。まあみんながみんな髪を真っ黒にすると重ったるいイメージもでちゃうでしょうけど。

身だしなみの難しいところって、おしゃれは自己満足の世界。身だしなみは他人への印象を考えないといけない世界。

会社はおしゃれではなくて身だしなみが重要である。あなたが髪の毛の色なんか気にしない!と思っていても、相手に与える印象としてNGと感じてしまう人が少なからずいる。サービス業でそれはマズイということで、黒髪オンリー、髭NGとなってしまいました。

今更髪の毛をすすんで染めたいとはあまり思いませんけど、男NG女OKというのはなんでだろう?いわれてみると不思議ですね。

ちなみに僕はどっちでもいい派です。僕の周り、外国人もハーフもたくさんいるので彼らを見ていると違和感は感じません。