MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

新米整備士獲得大作戦をみんなで考えるようになってきた

会社の同僚を見てみると、みんないい年こいたオッサンばかりになってきました。

考えてみれば20代の整備士っていないよなぁ・・。どうしていないのだろうか?

即戦力で中途採用をしているのは知っています。しかし、もっと若い新米整備士を育成するといったことはしないのだろうか?

会社の有志で考えてみました。

とりあえず、当社としては近隣の整備学校に求人を出しているらしいです。でも、求人っていったって広告一枚出してるだけじゃないのかと。

ちゃんとリクルートに行ってるのか?と。

そうしたら、整備ではない総務部の人間が説明会でアピールに行っているというのです。

これに中堅整備士がかみついて

「実際の業務に携わってないやつが行って、どんだけ楽しくてワクワクするものなんだっていうのが伝わるもんなのか!?」

と。

熱い意見です。

僕の知り合いの子供さんも来年から整備の学校へ3年間通うようになるそうです。3年ということは1級まで取得してくるんだろうなと。

実務経験がゼロでいきなり1級をもって現れる新人。それに対して何を思うか先輩?

多分この辺のギャップはなかなかですよね。

僕は資格も何もなくまず工場へ就職して、働きながら整備士の資格を取得してきました。

見習いから1年して3級整備士の受験資格。3級から3年経過してから2級整備士の受験資格。整備主任になってから1年経過して自動車検査員。

検査員にたどり着くまで10年くらいかかりましたね。検査員の試験は選考試験で何度か落ちてしまったので。

自分でいうのもなんですけど、僕が入ったころってヤンキーな先輩ゴロゴロ。気合と根性論でした。僕が入った後に、何人か新人が入ってきたけど、そのギャップに続かないで辞めて行ってしまいましたね。

まず整備の資格を持って入っても何もできない自分に対するジレンマ。その時僕は3級整備士だけど、現場の半分を回していた。

資格も何もない人間がこれだけできるのに、自分は・・・と卑屈になってしまう人が多かった。まじめですね。

僕はネジを蹴っ飛ばされて怒られて育ってきたので、そんなことは気にならなかったんですけどね。でも40代後半以上の整備士は、まだこの考え方を持っている人間が多いです。

もし、新人君が来てくれたとしても、続けられるかどうかっていうとそれもまた別問題だなと。

続かないっていう事は、魅力がない仕事だと思われてしまいます。

その辺も何とかしないと、次世代育成にはつながりません。