実は雪国でハイエースを使うと、ABSの故障率が上がります。
もう何台修理したことか。
理由は構造的な問題です。
まず、故障がどのように発生するかというと、ABSランプが点灯します。
ランプが点灯すると、故障コードが入力されますので、読み取ると
C1251というコードが入ります。何を意味するのかというと、ポンプ・モーター系の異常です。
ハイエースって、左タイヤの手前上にABSのユニットがついています。
みてください。この錆びっぷり。
雪国で使うと、ここに塩カルの雪が堆積して徐々に錆を発生させます。
10年も使うと、こんな感じになってしまう。
タイヤハウス側から見ると、一応カバーで隠されています。
これがまた良くないのかもしれませんね。そこで雪やら泥やらが堆積してしまいますので。
ハーネスもこんな感じで過酷です。
中には緑青ふいて切れかかっていたり接触不良を起こしている個体もあります。
こうなってしまうともはや如何ともし難いので、交換するしかないんです。
モーターやハーネス、パイプなどを一式交換になります。
気をつけるとしたら、こまめに掃除をすることくらいですかね。
雪などが詰まっていたら、取り除いてあげてください。