MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

サンバーのバッテリーが上がる原因は、ちょっとびっくりな理由

古いサンバーで、バッテリーが上がるという相談。

KS4型のサンバーで、かなり古いです。

バッテリーが上がるというと、電気の使いすぎやら暗電流が大きいなどの原因が挙げられます。

規則性がなくて、夏だろうと冬だろうと上がる時は上がると。

朝エンジンをかけようとしたら、バッテリーが空っぽでクランキングができないという。

 

バッテリーを計測したら、今回は良好です。

オルタネーターの状態を点検しましたが、ちゃんと発電をしています。

こちらも問題なし。

電装品といえば、純正のラジオだけです。

余計な電装品は何も付いていません。

暗電流も特に問題なく良好です。となると、なぜバッテリーが上がるのか?

おそらく何かしらヒューマンエラーが疑わしいです。

例えば半ドアでルームランプがつきっぱなしとか、そういった類ですね。

ふと調べていくと不思議な現象を発見しました。

なんとこの車ですが、どこの位置でもキーが抜けてしまいます・・。

なんならエンジンがかかっている状態でも抜けてしまうのです。

原因はキーが減りすぎているからなのと、シリンダーが不良ですね。根本的にキーシリンダーごと交換しないと直らないかなと。

ここで考えたのが、バッテリーが上がってしまうというという原因。

もしや、エンジンを切って車から降りようとした時に、ブロアが1で回っていたら・・・。

自分ではエンジンを切ってOFFにしていると思っていても、実はそれがACCの位置だったら・・。

車から慌てて降りるとブロアの風量が1だと気が付きにくいです。

そのままだとずっと送風でブロアが回ってバッテリーをくってしまいます。そして上がる。

半ドアとかがないのであれば、この線が一番怪しいかなと。とりあえず車から降りる時はちゃんとキーをOFFにしてから降りてくださいねと伝えて様子を見てもらうことに。