古いサンバーで、バッテリーが上がるという相談。
KS4型のサンバーで、かなり古いです。
バッテリーが上がるというと、電気の使いすぎやら暗電流が大きいなどの原因が挙げられます。
規則性がなくて、夏だろうと冬だろうと上がる時は上がると。
朝エンジンをかけようとしたら、バッテリーが空っぽでクランキングができないという。
バッテリーを計測したら、今回は良好です。
オルタネーターの状態を点検しましたが、ちゃんと発電をしています。
こちらも問題なし。
電装品といえば、純正のラジオだけです。
余計な電装品は何も付いていません。
暗電流も特に問題なく良好です。となると、なぜバッテリーが上がるのか?
おそらく何かしらヒューマンエラーが疑わしいです。
例えば半ドアでルームランプがつきっぱなしとか、そういった類ですね。
ふと調べていくと不思議な現象を発見しました。
なんとこの車ですが、どこの位置でもキーが抜けてしまいます・・。
なんならエンジンがかかっている状態でも抜けてしまうのです。
原因はキーが減りすぎているからなのと、シリンダーが不良ですね。根本的にキーシリンダーごと交換しないと直らないかなと。
ここで考えたのが、バッテリーが上がってしまうというという原因。
もしや、エンジンを切って車から降りようとした時に、ブロアが1で回っていたら・・・。
自分ではエンジンを切ってOFFにしていると思っていても、実はそれがACCの位置だったら・・。
車から慌てて降りるとブロアの風量が1だと気が付きにくいです。
そのままだとずっと送風でブロアが回ってバッテリーをくってしまいます。そして上がる。
半ドアとかがないのであれば、この線が一番怪しいかなと。とりあえず車から降りる時はちゃんとキーをOFFにしてから降りてくださいねと伝えて様子を見てもらうことに。